2012 Fiscal Year Annual Research Report
小児看護における外来看護師育成支援プログラムの開発
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23390512
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Research Institution | St. Luke's College of Nursing |
Principal Investigator |
及川 郁子 聖路加看護大学, 看護学部, 教授 (90185174)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山本 美佐子 四日市看護医療大学, 看護学部, 教授 (10258882)
川口 千鶴 順天堂大学, 医療看護学部, 教授 (30119375)
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Project Period (FY) |
2011-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 小児看護 / 外来看護師 / 育成支援プログラム / 継続教育 / eラーニング / 開発研究 |
Research Abstract |
本研究は、外来看護師が子どもや家族のニーズを理解し、健康支援者となるために必要な能力を向上させるための育成支援プログラムを開発し、小児看護を実践する外来看護師の継続教育のあり方について検討することを目的とする。今年度は以下の点について検討した。 1.質問紙調査の結果:外来看護管理者77名の回答では、医療機関内での継続教育は実施されていたが、子どものケアに特化したプログラムはほとんど無かった。管理者たちは、子どもや家族のケアに必要な能力として7項目(自由記述を分類)挙げていた。外来看護師303名の結果では、院内・院外の教育とも子どもの看護に関連した内容は少なく、特に院外の学習機会は年1回程度であった。学習の阻害要因は実施時間、勤務時間の調整などであった。必要としている教育内容はさまざまであった。 2.プログラムの作成:文献検討や調査結果を基に、今年度は3本作成した。一般病院小児科や診療所等ではじめて小児やその家族に接する看護師向けのプログラムで、「外来受診した子どもと家族への接し方」「小児のトリアージ」「予防接種」である。いつでもどこでも学習できるようにeラーニングとし、それぞれ15~20分を1コンテンツとして1~2時間程度の内容とした。学習前後に自己評価できるようクイズも盛りこんだ。次年度は、さらにプログラム内容を追加していく。 3.支援方法と評価方法の検討:調査結果から、外来看護師は日勤帯の状況を考え勤務時間を調整し、短時間での学習が適していることが明らかになった。そのため、単発的な学習ではなく、数回にわたる継続的な学習を積み上げていくことができるよう支援できるガイドブックを作成すること。さらに、個別学習より集合学習(研修や事例検討等)の希望があり、eラーニングを一緒に学びながら話合う等の方法を取り入れることことが有用であること。次年度はこれらの方法と評価を含めた実践を行う。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
①調査結果分析:順調に終了し、平成25年度公表を行う予定である。 ②プログラム作成:eラーニングによるプログラム3本の作成を行った。現在、ID/パスワードを研究協力者に伝え、内容の精選を行っている。また、次のプログラム内容を検討している。 ③実際の学習と評価:評価内容・方法の検討までは至らなかった。平成25年度は早急に評価方法等を検討し、プログラムの学習を進めていく。
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Strategy for Future Research Activity |
今年度の研究状況を踏まえ、プログラム内容の追加検討、学習支援の実際と評価について、引き続き取り組む予定である。
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Research Products
(3 results)