2014 Fiscal Year Annual Research Report
地域高齢者の摂食嚥下障害予防サポートシステムの構築と評価
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23390521
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Research Institution | Aichi Prefectural University |
Principal Investigator |
鎌倉 やよい 愛知県立大学, 看護学部, 教授 (00177560)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
百瀬 由美子 愛知県立大学, 看護学部, 教授 (20262735)
藤原 奈佳子 人間環境大学, 看護学部, 教授 (30178032)
湯 海鵬 愛知県立大学, 教育福祉学部, 教授 (60227551)
深田 順子 愛知県立大学, 看護学部, 教授 (60238441)
石垣 享 愛知県立芸術大学, 美術学部, 教授 (60347391)
坂上 貴之 慶應義塾大学, 文学部, 教授 (90146720)
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Project Period (FY) |
2011-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 摂食嚥下障害 / 高齢者 / 地域 / 予防システム |
Outline of Annual Research Achievements |
地域高齢者が嚥下障害リスク評価尺度改訂版(MDRAS)を用いてセルフチェックを行い、摂食嚥下障害のリスク有りと判定される6点以上の者に二次スクリーニング検査を行うことを目的とし、前年度までに登録を希望した299名を対象に案内を送付した。二次スクリーニング検査には、107名(男性52.3%、女性37.4%、平均年齢79.4±5.5歳)が参加した。MDRASの確認後、舌圧測定、うがいテスト、反復唾液嚥下テスト(RSST)、30mL水飲みテスト及び歯垢染色液による磨き残し確認を実施し、パンフレットを用いて指導した。 MDRASによってリスクありと判定された者は77.6%であり、RSSTでは29.0%、うがいテストでは4.7%、30mL水飲みテストでは5.6%であった。MDRASの尺度全体得点は平均12.2±9.3点であり、項目別には、咽頭期項目2.6±3.0点、誤嚥項目3.3±3.0点、準備口腔期項目4.8±4.7点、食道期項目1.5±1.6点であった。また、舌圧の平均値は28.6±8.1Kpaであった。MDRAS判定結果のリスクの有無別に項目別得点を比較すると、両群間に年齢の差はなく、すべての項目でリスクあり群が有意に高かった 準備口腔期に関連するうがいテストとMDRAS準備口腔期の項目で「時々ある・いつもある」と回答した項目数とを比較した結果、有意な関係(p=0.026)を認めた。同様に、咽頭期・誤嚥に関連する30mL水飲みテストとMDRAS咽頭期の項目数、誤嚥の項目数を比較した。その結果、咽頭期項目数と30mL水飲みテストの結果に有意な傾向(p=0.087)を認めた。歯垢染色液を用いた歯磨き状況の確認では、上顎歯及び下顎歯をそれぞれ三等分して6部位を評価し、部位別に1/2以上染色された歯を参加者の31.6~44.8%に認め、準備口腔期における口腔ケアの課題が示唆された。
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Research Progress Status |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(3 results)