2014 Fiscal Year Annual Research Report
北東ユーラシア少数言語の電子アーカイブ環境構築とドキュメンテーション研究
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23401025
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Research Institution | National Institute for Japanese Language and Linguistics |
Principal Investigator |
長崎 郁 大学共同利用機関法人人間文化研究機構国立国語研究所, 言語対照研究系, プロジェクトPDフェロー (70401445)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
永山 ゆかり 北海道大学, 文学研究科, 助教 (20419211)
小野 智香子 千葉大学, 人文社会科学研究科(系), 特任研究員 (50466728)
大矢 一志 鶴見大学, 文学部, 教授 (80386911)
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Project Period (FY) |
2011-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | シベリア / 北東ユーラシア / ロシア / 言語学 / 少数民族言語 / 言語ドキュメンテーション / 記述言語学 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、北東ユーラシアの少数民族の言語について、現地調査による多角的記録、言語データの整理と分析、コンピュータ上での保存・利用のための電子アーカイブ環境構築を目的としている。最終年度である平成26年度の活動は次のとおりである。 1.現地調査について:長崎は3月にロシア連邦トムスク州でセリクープ語ナリム方言のテキストを収集した。永山は7月から8月にかけて、カムチャツカ地方カラガ地区でアリュートル語アナプカ方言とレキンニキ方言のテキスト収集と文法調査を行った。 小野は8月から9月にかけて、カムチャツカ地方チギリ地区でイテリメン語北部方言のテキストを収集し、また文法事項を聞き取り調査した。テキスト収集の際は、可能な限り音声の録音とビデオの撮影をおこなった。 2.データの整理・分析・公開について:長崎、永山、小野は自身がこれまでに収集したテキストの分析と翻訳の作成を進めた。また長崎と永山は、調査資料を現地コミュニティーへ還元するために、コリマ・ユカギール語およびアリュートル語のロシア語対訳付きのテキスト集を本経費で刊行した。 3.研究成果の発表について:長崎、永山、小野はそれぞれの研究対象言語の否定構造の問題に取り組み、11月におこなわれた日本言語学会第149回大会のワークショップ「北東ユーラシア諸言語における否定構造」においてその成果を発表した。長崎と永山は、サンクトペテルブルクおよびヘルシンキで開催された言語学系の学会・研究会でも個別のテーマで研究発表をおこなった。大矢は、言語学的調査による1次データ(音声データ)の情報学における取り扱いの問題について、エバンストン(米国イリノイ州)およびハワイで開催された学会で研究発表をおこなった。
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Research Progress Status |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(22 results)
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[Presentation] Nominalization in Alutor2014
Author(s)
Nagayama, Yukari
Organizer
HALS Field Seminar 2. Crosslinguistics and linguistic crossings in Northeast Asia
Place of Presentation
University of Helsinki, Finland
Year and Date
2014-11-29
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