2013 Fiscal Year Annual Research Report
自然科学分野における才能教育の動向と可能性についての調査研究
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23402003
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Research Institution | University of Miyazaki |
Principal Investigator |
中山 迅 宮崎大学, 教育学研究科(研究院), 教授 (90237470)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
白川 友紀 筑波大学, システム情報工学研究科(系), 教授 (20112021)
隅田 学 愛媛大学, 教育学部, 教授 (50315347)
鈴木 誠 北海道大学, 高等教育推進機構・高等教育研究部, 教授 (60322856)
猿田 祐嗣 國學院大學, 人間開発学部, 教授 (70178820)
渡辺 政隆 筑波大学, 広報室, 教授 (70356286)
三宅 志穂 神戸女学院大学, 人間科学部, 准教授 (80432813)
泉 俊輔 広島大学, 理学研究科, 教授 (90203116)
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Project Period (FY) |
2011-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 才能児 / 科学教育 / 自然科学 / 教育課程 / 才能教育 / 諸外国の動向 |
Outline of Annual Research Achievements |
H25年に,本計画のメンバーを中心に,日本科学教育学会年会(三重大会)において課題研究「自然科学分野における才能教育の動向と可能性」を実施した。 米国について,才能教育スタンダード及び最新動向に関する最新資料を収集し,分析を行った。さらに米国ウィリアム&メアリー大学才能教育センター教員と愛媛大学において科学才能教育特別講義を行った。イスラエルについては,文部省才能教育室,ワイズマン研究所,ダヴィドソン科学教育研究所,イスラエル工科大学,ハイファ大学を訪問し,行政担当者,科学教育関係者,大学関係者から,理数才能児教育の先進的取り組みと課題等について有益な情報を得た。渡辺は,日本学術会議科学力増進分科会高校理科教育検討小委員会の委員として高校理科のカリキュラムのあり方を検討している。 シンガポールについては,その学力格差の現状を明らかにし,1984年から実施している才能教育プログラム(GEP)について調査・分析を行った。初等教育段階から学力の学校間格差が見られること,習熟度別学級編成とともに,教育制度としての才能教育プログラムの特徴と日本に導入する際の課題について指摘した。さらに,最新のTIMSS2011データの二次分析から義務教育段階における日本の学力の学校間格差は非常に小さく,1990年代以降,その傾向は一貫して継続していることが明らかとなった。 フィンランドについては,Pivola国民学校で数学に特化した才能教育の調査を行い,学習指導についての具体的な知見を得た。フランスのZEPでは,小さな哲学者(幼児に対する哲学教育)のプロディーサー,校長及び主演の教諭にインタビューした。 韓国について,釜山英才教育振興院を日本で初めて訪問調査し,米国留学10年になる研究者はじめ5名の才能教育研究者のうち4名から聞き取り調査を実施した。教師の研修や,両親への教育についての情報を得た。
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Research Progress Status |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(23 results)