2014 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
23402018
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Research Institution | Hosei University |
Principal Investigator |
衛藤 幹子 法政大学, 法学部, 教授 (00277691)
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Project Period (FY) |
2011-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | ジェンダー / 民主主義 / 市民社会 / 国際比較 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、女性運動の影響力と女性の政治的代表性の向上の関係について国際比較を行なうことにより、参加民主主義と代表制民主主義とが調和して機能し、民主主義がより深化することを実証的に明らかにすることにある。 完成年度である本年度は、これまでの調査から構想した市民社会と民主主義的政治制度との連結点を明らかにする理論モデルに基づいて、2つの国際学会で研究報告を、また1つのワークショップの企画と司会進行を行い、海外の研究者との学術交流ならびに現地調査を実施した。7月18日から26日までカナダのモントリオールで開催された世界政治学会大会でパネル報告をし、ヨーロッパ、北米、ニュージーランドのフェミニスト政治学者と議論する機会を得た。9月28日から10月1日までオーストラリアのシドニーで開催されたオーストラリア政治学会年次大会に出席し、本理論モデルを2012年夏民主党政権下で実施された「原発政策をめぐる国民的議論」に適用した事例研究を報告した。10月2日・3日には、モナッシュ大学で行われたオーストラリア・ジェンダー研究ケットワークの会議に出席し、当地のフェミニスト研究者や活動家と交流、意見交換を行なった。併せてメルボルン大学 政治学部Helen Dickison博士に女性公務員の政策策定力の向上に関するプログラムについてインタビューを行なった。 慶応大学スーパー・グローバル・ユニヴァースティズの国際事業の一環として実施された「ジェンダーと政治ワークショップ、リサ・バルデスさんとともに」の企画に参与し、3月21日当日のワークショップでは司会進行を務め、米国の著名なフェミニスト政治学者と親交を結ぶことができた。
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Research Progress Status |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(2 results)