2013 Fiscal Year Annual Research Report
境界国家・ラオスの生存と発展:政治・経済・社会のアクターと大メコン圏
Project/Area Number |
23402025
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Section | 海外学術 |
Research Institution | Tokyo International University |
Principal Investigator |
武石 礼司 東京国際大学, 国際関係学部, 教授 (40412803)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
近藤 久洋 東京国際大学, 国際関係学部, 准教授 (20385959)
多賀 秀敏 早稲田大学, 社会科学総合学術院, 教授 (30143746)
吉川 健治 東洋英和女学院大学, 国際社会学部, 教授 (30512727)
瀧井 貞行 西南学院大学, 経済学部, 准教授 (60311320)
森川 裕二 長崎大学, その他部局等, 准教授 (90440221)
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Project Period (FY) |
2011-04-01 – 2014-03-31
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Keywords | 経済政策 / 地域研究 / 東南アジア / 経済発展 / 地域経済 |
Research Abstract |
本研究では、今後の東アジアの動向を決定付けていくのは、日中韓といった地域の中の大国の動向ではなく、内陸国でランドブリッジと呼ばれる多くの国と国境を接する「境界国家」のラオスのような中小国の動向であるとの仮説を立て、その検証を行った。 特に、これら中小国の庶民意識の中にすら兼ね備えられている「パワーバランス感覚」が大陸諸国には存在し、周囲に位置する大国を競わせて自己の地域における利益を引き出していく手腕と、それに加え、近隣国各々との繋がりを持つ集団が存在しても、それら集団は最終的にはラオスという地域のために連絡を取り合い、ラオスという地域の利益を図るという点で一致協力する柔軟性を持つ点に着目し、調査研究を進めた。 平成25年度においては研究を一緒に進めてきたラオス大学の教員2名を日本に招聘し、日本で開催された国際開発学会の年次大会(宇都宮大学)で共同発表を行うことができ、また様々な意見交換を行い、相互理解を深めつつ議論を行うことができた。 本研究の中心となるラオスに関しては、インドシナ半島を横断する道路である東西回廊および南北回廊が通過することから、平成25年度においては、南北回廊については、タイ北部からラオス経由で中国国境までの道路状況、国境の交通の状況の調査を行うとともに、東西回廊についても、平成24年度に実施したパクセからベトナムに向かう道路に加え、サバナケットからベトナムに向かう道路の状況についても調査を行った。その他、ベトナム、タイ、ミャンマーにおける調査も実施した。以上の調査活動の下、成果をまとめ、研究発表、論文刊行、書籍出版等を行った。
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Current Status of Research Progress |
Reason
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(6 results)