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2012 Fiscal Year Annual Research Report

中国レアアース産業の政策転換とその実施状況に関する調査研究

Research Project

Project/Area Number 23402029
Section海外学術
Research InstitutionHirosaki University

Principal Investigator

黄 孝春  弘前大学, 人文学部, 教授 (10234684)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 田中 彰  名古屋市立大学, 経済学研究科(研究院), 教授 (00275116)
康上 賢淑  鹿児島国際大学, 経済学部, 准教授 (90335000)
Project Period (FY) 2011-04-01 – 2014-03-31
Keywordsレアアース / 資源戦略 / 希土類 / 産業高度化
Research Abstract

レアアース産業に対する中国政府の政策は1990年代中頃を境に大きく転換した。即ち、外貨獲得のための輸出拡張政策から、資源輸出抑制策の導入、企業再編による産業集中化の促進、高付加価値製品への参画など、産業高度化の方向へ舵を切ったのである。本研究はまずこのような政策転換の背景・内容及びその狙いを分析し、次に南北二大鉱山への現地調査を通じてそのような政策の実施状況を考察したうえで、その達成度と問題点を明らかにし、最後にそれが日本企業に与える影響とその対応策について検討することを目的とする。今年度は主に日本側の資料調査と中国側の資料調査を中心に研究を行った。
日本側の資料収集については独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構の図書館を利用して関連業界誌を中心に閲覧・複写し、また業界企業の担当者に対する聞き取り調査を実施した。一方、中国側の資料収集については中国業界紙や年鑑類の収集、また業界企業を対象とするシンポジュウムへの参加によって行われてきた。研究代表者は8月包頭で開催される国際レアアースフォーラム、また3月成都で開催される希土研究会にそれぞれ参加し、最新の情報を精力的に収集してきた。
共同研究なので、三人は学会等の機会を利用して研究会の開催(明治大学)、企業担当者や業界団体へのインタヴューを実施し、レアアースユーザーの経営状況を調べたほか、個別にそれぞれの担当課題の調査研究についても従事した。また25年度の学会発表に向けて諸準備に取り組んだ。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

1: Research has progressed more than it was originally planned.

Reason

中国のレアアース政策に関するこの研究は敏感な政治問題になっているだけに慎重に進める必要があったが、実際思った以上に情報の収集が進み、研究に必要な日本語、中国語の文献の入手ができた。また当初の研究計画の中になかった日中レアアース交流会議に関する資料の入手やレアアースの応用分野である希土類磁石産業の日中比較という新しいテーマの発見など、予想外の成果も相次いだ。

Strategy for Future Research Activity

今年度は複数の学会で研究発表を行い、またこの研究を進化させるために次年度の科研費の申請を考えている。

URL: 

Published: 2014-07-24  

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