2013 Fiscal Year Annual Research Report
フィールド実験による保健衛生教育手法の評価―途上国貧困児童の持続的健康改善の追及
Project/Area Number |
23402033
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Section | 海外学術 |
Research Institution | Meiji Gakuin University |
Principal Investigator |
大村 真樹子 明治学院大学, 経済学部, 准教授 (80397835)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
櫻井 武司 一橋大学, 経済研究所, 教授 (40343769)
小林 潤 琉球大学, 医学部, 教授 (70225514)
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Project Period (FY) |
2011-04-01 – 2014-03-31
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Keywords | フィールド実験 / 無作為化比較介入 / 学校保健衛生教育 / 人的資本 / 貧困児童 / バングラデシュ農村 / Save the Children / 国際援助 |
Research Abstract |
本研究は、途上国で見られる児童の疾病の蔓延と貧困の悪循環を断ち切るため、保健衛生教育が人々の意識・行動様式及び健康に与える影響を、無作為化比較介入研究(フィールド実験)で検証し、より有効かつ効率的な教育手段を見出すとともに、自身の健康に対する低投資という、途上国のみならず先進国でも見られる問題に対して、解決の糸口を見出すことを目的とする。 具体的には、①実践を重視した技能修得型の保健衛生教育の有効性、②考え方の柔軟な児童を対象とすることによる新たな衛生規範構築の可能性、③教育による「健康」財に対する需要の価格弾力性及び割引率の変化、を研究の柱とし、実際の児童の意識・行動様式の変化、健康の改善、就学率・学校出席率の改善に与える教育の影響と教育の対費用効果を明らかにする。 本研究の保健衛生教育介入は、バングラデシュの農村部で、国際NGO組織Save the Children(SC)との連携のもと、2012年3月から2013年3月まで実施された。2013年3月にエンドライン調査の訓練を経て、2013年4月から8月にかけて、小学校180校、児童9000名、2700世帯を対象にデータ収集を行い、9月から3月までデータクリーニング、データの加工、予備的分析、必要に応じたフォーローアップ調査を実施。 現在、データ解析・仮説検証を継続中であり、今後、プロジェクトの効果・対費用効果を推計するとともに、本研究の3仮説を検証し、論文及び研究成果報告書の作成・発表・投稿を行っていく。
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Current Status of Research Progress |
Reason
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(2 results)