2013 Fiscal Year Annual Research Report
日本多国籍企業の「創造型」海外子会社に関する研究:国際比較の視点から
Project/Area Number |
23402039
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Section | 海外学術 |
Research Institution | Chukyo University |
Principal Investigator |
銭 佑錫 中京大学, 経営学部, 教授 (00329658)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
曹 斗燮 横浜国立大学, 国際社会科学研究科, 教授 (20262834)
具 承桓 京都産業大学, 経営学部, 教授 (20367949)
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Project Period (FY) |
2011-04-01 – 2014-03-31
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Keywords | 国際経営 / 創造型 / ボッシュ / デンソー / マンド / 国際比較 / 自動車部品 / 海外子会社 |
Research Abstract |
今年度には夏季休暇を利用して、タイとアメリカ・カナダに対する現地調査を行った。タイでの主な訪問先は、ダイキン、TDK、ミネベア、太洋工作所、フジクラ、サンコール、などである。調査対象企業を電機電子部品産業へと広げたことにその特徴があると言える。特に、ダイキンに対しては、昨年度のインド拠点の調査に加え、今年度日本国内の滋賀工場とタイの現地拠点を訪問調査することができ、タイおよびインドにおける新興国向け製品開発の現地化に関する有益な情報を得ることができた。 アメリカ・カンダにおいては、デンソーの北米統括会社と現地生産拠点、トヨタの現地生産拠点、韓国DAEWOO Internationalの自動車部品関連事業部(在デトロイト)、などを訪問調査した。これで、デンソーに関しては、中国、アジア、北米の統括会社に対する調査を全て終え、デンソー内における地域比較分析も可能となった。当初、予定していたデルファイ本社に対する訪問調査は先方の急な事情でキャンセルになったが、その後、日本国内でデルファイ本社で顧問として長年勤めた経歴をもつ日本人にインタビュー調査をすることができたことも、今年度の大きな収穫である。 春期休暇を利用しては、台湾に対する現地調査を行った。台湾調査では、日本工商会と現地企業を中心に調査を行った。これらの調査を通じて、主に創造型海外子会社が成立するための現地環境要因についての情報を得ることができた。 今年度は、最終年度であるということもあり、研究会を通して、3年間の調査結果をまとめ成果を出すための議論を進めているところである。当初、計画していた、デンソー、ボッシュ、デルファイ、マンドを主な対象とした国際比較分析だけでなく、デンソーに焦点を絞った地域間比較分析、ダイキンなどを取り入れた産業間比較分析、などを進めている。
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Current Status of Research Progress |
Reason
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(2 results)