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2012 Fiscal Year Annual Research Report

自治政府設立後におけるキャンベラの都市開発および住民の人間関係

Research Project

Project/Area Number 23402042
Section海外学術
Research InstitutionOkayama University

Principal Investigator

野邊 政雄  岡山大学, 教育学研究科(研究院), 教授 (90218347)

Project Period (FY) 2011-04-01 – 2015-03-31
Keywords人間関係 / キャンベラ / パーソナル・ネットワーク / 社会関係 / 人工都市 / 都市計画 / 首都機能移転 / 都市開発
Research Abstract

キャンベラで岡山大学の名前を使って調査を実施しても、その住民は岡山大学の名前を知らないから、多くの住民が調査を拒否すると予想される。そこで、オーストラリア国立大学の倫理委員会に申請書および調査票を提出し、オーストラリア国立大学の研究プロジェクトとして調査を実施する承認をえた。これによって、オーストラリア国立大学の名前を使って調査をおこなえるようになった。野邊は英語を母語としないので、倫理委員会への申請書の記入および、倫理委員会からの問い合わせへの回答がとてもたいへんであった。キャンベラに住む共同研究者であるアルデン・クロブダール氏に助けてもらいながら、倫理委員会の承認をえることができた。
国勢調査のデータにもとづいて、キャンベラから23地域を無作為に選び、それぞれの地域で何人に面接調査をするかを決めた。調査票の質問の英文をさらに推敲した。キャンベラの調査会社に委託して、平成25年3月に調査票を用いた個別面接調査をキャンベラの北部で実施した。当初の計画通り、122の個別面接調査を実施できた。申請者は3月にキャンベラに出張し、記入済みの調査票を点検し、不完全なものは再調査を指示した。調査会社の担当者からの報告によれば、オーストラリア国立大学の名前を使えたこともあり、調査はスムーズに行われ、重大なトラブルは起こらなかった。
当初、別の調査会社が8月と9月に調査を実施することになっていた。しかし、その所長の父親が危篤状態になってしまい、調査をおこなうことができないと言ってきた。そこで、新たに調査会社を探し、費用等を再度交渉しなければならなくなった。こうした経緯から、調査を平成25年3月に行うこととなってしまった。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

平成24年度の主要な目標は調査の半分を実施することであったが、それを達成できたので。

Strategy for Future Research Activity

平成25年4月に、キャンベラの南部で調査票を用いた個別面接調査を調査会社に実施してもらう。野邊は調査が終了した頃にキャンベラに出張し、記入済みの調査票を点検し、すべての調査票を日本に送る。日本で調査票のデータをパソコンに入力し、データの分析をおこなう。
当初の計画では、調査員を伴って調査対象者の一部を再度訪問し、ライフヒストリーや日常生活の聞き取り調査を実施する予定であった。ところが、為替レートが円安になったので、科研費のほとんどを調査会社への支払いに充てなければならなくなった。そこで、ライフヒストリーや日常生活の聞き取り調査は中止せざるをえなくなった。

URL: 

Published: 2014-07-24  

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