2011 Fiscal Year Annual Research Report
障害をめぐるEUの政策と各国の相互作用に関する国際比較研究-社会的包摂に向けて-
Project/Area Number |
23402053
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Section | 海外学術 |
Research Field |
Social welfare and social work studies
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Research Institution | The Open University of Japan |
Principal Investigator |
大曽根 寛 放送大学, 教養学部, 教授 (40203781)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
引馬 知子 田園調布学園大学, 人間福祉学部, 准教授 (00267311)
高橋 賢司 立正大学, 法学部, 准教授 (60386513)
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Keywords | 障害者政策 / EU / フランス / ドイツ / イギリス / 雇用政策 / 福祉政策 / 比較政策 |
Research Abstract |
平成23年度は、障害者政策に関し実績のある、フランスとEU本部等を訪問し、障害者の就労と福祉に関わる近年の施策の調査を行い、各国の特徴とEUの動向を詳らかにすることとし、次の3点を重点的な課題とした。 1)本格調査の事前準備として、国際的なつながりを持つNGO、日本に事務所を持つ国連専門機関(WHO,ILO)、EU駐日事務所等に関する資料収集を行った。 2)フランス等の障害者政策と実践についての情報収集を行うため、研究代表者(大曽根)と分担研究者(引馬)が手分けをして、大曽根は、フランスを、引馬は、EU本部を担当し、各自で現地調査して、研究課題の整理をした。 3)ほぼ3か月に1回のペースで研究代表者と分担研究者の打ち合わせを行い、平成24年度以降の調査研究の見通しを立てた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
大曽根のフランス調査(2011年10月)においては、フランスとEUの相互関係に関する経過を把握することができ、関係者のネットワーク構築に成功した。引馬にEU調査(2012年2月)においては、EU関係者との情報交換を行ってきた。
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Strategy for Future Research Activity |
2012年9月をめどに大曽根がフランスおよびEUを訪問し、こちらの問題意識を伝えるとともに、2013年5月に日本に招聘する研究協力者の訪日準備のための協議をする。 2013年2月をめどに引馬と高橋がイギリス、ドイツを分担して訪問しEUとのヒアリングを行う。
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