2012 Fiscal Year Annual Research Report
ロンドンにおけるニートおよび不安定就労層の実態と若年移行・就労支援政策の効果
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23402060
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| Section | 海外学術 |
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| Research Institution | Osaka Electro-Communication University |
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Principal Investigator |
佐野 正彦 大阪電気通信大学, 工学部, 教授 (00202101)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
乾 彰夫 首都大学東京, 人文科学研究科(研究院), 教授 (90168419)
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| Project Period (FY) |
2011-04-01 – 2015-03-31
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| Keywords | 若者の雇用への移行 / イギリス / コネクションズ / 若者支援政策 |
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| Research Abstract |
①第１次調査の継続
2012年1月に開始した、中央ロンドン（7つの行政地区（Borough））の14－19歳のNEETになるリスクの高い若者に対する聞き取り調査を、4月から5月まで継続実施した。目標サンプル数が目標の40に達し5月に完了。その後、10月中旬まで、ロンドン大学（IOE：Institute of Education)の調査スタッフおよび中央ロンドンコネクションズのスタッフと調査結果の分析を行なった。
②第2次調査の打ち合わせ・準備
調査対象となった若者の第１次調査以降の移行経路や経験、訓練や学習経験、就労経験者には、就業形態、労働条件、職場環境、仕事内容、訓練の有無やその詳細、就業の経緯、離転職の有無や理由、および支援機関から提供されたサービス内容やその効果についてたずねる第2次調査の計画を策定する。ロンドン大学のスタッフおよび中央ロンドンコネクションズのスタッフと質問項目やスケジュール他、調査計画を検討する。
③第2次調査の実施
第2次調査を2013年1月から3月にかけて実施する。その進捗状況及び中間集計・総括のと後半の調査実施のために佐野が渡英した。ロンドン大学の調査スタッフと検討会議を開くとともに、調査に合流・実施した。
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| Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
中央ロンドン地区の若者の1次調査を2012年1月に開始し3月末までに完了予定であったが、目標とする40名へのインタビュー実施を達成できなかったので、調査を5月まで延長した。目標を5月に達成したので調査を完了した。
第一次調査の分析をうけて、第二次調査の計画と、インタビューによる検証仮説、質問内容について、ロンドン大学のIOEのスタッフおよび中央ロンドンコネクションズのスタッフとともに検討し、調査の準備を行う。2013年1月から第二次調査を開始した。3か月間の調査予定であったが、対象となった若者へのコンタクトが困難を極め、一時調査の対象者の50％（20名）というインタビュー実施の目標を3月までに達成しえず（11名）、2013年4月以降も調査継続を余儀なくされている。
この遅延の理由は、調査開始時期に中央ロンドンコネクションズの調査担当者の交代などがあり、調査の開始が1月の下旬にずれ込んだこと、また、対象となる若者がNEET予備軍であり、彼らがコネクションズのプログラムからすでに終了・離脱した後の調査であり、彼らの状態が極めて不安定な時期に当たり、コンタクトが不能となった者やインタビューの当日キャンセルが相次ぎ、彼らの捕捉が想定以上に難しかったことがあげられる。
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| Strategy for Future Research Activity |
三次調査を当初の予定通り、2014年1月から3月にかけて実施する。中央ロンドン（7つの行政地区（Borough）にまたがる）において、2011年時にコネクションズの実施する若者支援プログラムに参加していた若者に対して、3年後の状況に関するインタビューを行
う予定である。しかし、これまでの対象者の捕捉の困難さを考慮して、調査実施数が10をこえない場合は、次年度の4月ないし5月まで調査を継続する。
また三次調査においてインタビューの実施が目標とする10名を十分に超えないリスクを想定して、補完調査を計画・実施する。その内容は、コネクションズの若者支援プログラム担当者や若者に対しアドバイスやカウンセリングを行う専門スタッフに対するインタビュー調査の実施である。この補完調査によって、若者の状況、若者支援プログラムの実際やその効果等について、若者に対する直接の調査を不足を補いより詳細を明らかにする。
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Research Products
(3 results)
