2013 Fiscal Year Annual Research Report
20年後の「日本留学」の意味:インドネシア人日本留学体験者のキャリアから考える
Project/Area Number |
23402062
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Section | 海外学術 |
Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
有川 友子 大阪大学, 国際教育交流センター, 教授 (30271448)
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Project Period (FY) |
2011-04-01 – 2014-03-31
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Keywords | 留学 / 日本 / インドネシア / 日本留学 / 他国への留学 |
Research Abstract |
本研究ではグローバル化の進む高等教育における「留学」について長期的に検討するにあたり、インドネシアの日本留学経験者を対象として現地調査を実施してきた。平成25年度には、8月17日―26日の間、中部ジャワの大学を訪問し、大学教員16名を対象としたインタビューを行った。過去2年間の研究実績を踏まえ、日本と他国の留学経験の比較をする観点から、今回は日本留学経験者とともに、日本と他国の留学経験者、他国留学経験者も含めてインタビューを行った。留学時期としては、約25年前の留学体験者から最近の帰国者まで含めた。インタビューを通して、特に大学教員のケースでは、留学先での教育研究上の体験が帰国後の教育研究指導に影響を与えていることもわかった。また、日本留学であってもいわゆる「研究室文化」とは異なる環境(言語と指導体制を含む)を体験した場合、帰国後の教育研究に対する考え方や活動は、「研究室文化」を体験した日本留学経験者とは異なっていることがわかってきた。本研究を通して、留学先国の大学院教育のシステムや体制の影響とともに、留学生個人の留学中の体験の帰国後への影響についても、長期的観点から明らかにすることができた。
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Current Status of Research Progress |
Reason
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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