2013 Fiscal Year Annual Research Report
アジア伝統的エネルギー利用地域におけるバイオEFガスタービンの実地試験と導入促進
Project/Area Number |
23404004
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Section | 海外学術 |
Research Institution | Niigata University |
Principal Investigator |
松原 幸治 新潟大学, 自然科学系, 教授 (20283004)
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Project Period (FY) |
2011-04-01 – 2014-03-31
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Keywords | アジア伝統的エネルギー利用地域 / バイオマス / ガスタービン |
Research Abstract |
平成25年度は、製作した標準型ガスタービン発電機と混合型ガスタービン発電機をインド研究機関TERI(The Energy Resources Institute)に輸送して、現地で打ち合わせと装置を利用した検討を行った。ガスタービン発電機は、予め日本で試運転し、最大で600Wの発電が可能であった。 平成25年の10月28には、デリー・IHC(インディアンハビタットセンター)のTERI本部において、Paltu Acharjee氏と実験について打ち合わせ、29日には、IIT Delhiにおいて、インド農村部のエネルギー利用状況について研究情報を収集した。TERI本部の打ち合わせでは、今回の小規模実験を発展させて、将来は、30kWシステムの試験や実際のプラントの建設を実施することが有意義であることを意見交換した。IIT Delhiでは、インド農村部における陶器焼成炉の断熱性能の改善に実績があることや、インドでは農村部に導入するための小型バイオマス燃焼装置の開発が盛んであることを見聞した。 同年の12月9日~13日の間、インドに渡航し、グルガオンのTERI実験場(TERI GRAM)において、ガスタービン発電試験機の組上げと調整、試験機による検討を行った。TERIのPaltu Acharjee氏と、研究所の技術者(テクニシャン)数名が加わり、検討は円滑に進捗できた。実験装置の調整において、日本と国際電話を頻繁に行う必要があった。このため、日本から2名以上の体制で行くことが望ましいと考えられた。同年の12月30日~1月1日の間、もう一度TERI実験場を訪問し、実験装置の解体と梱包を行った。今回の検討によって、バイオマスによるガスタービン発電システムがインドでも有用であることを、TERI研究者と共に確認することができた。
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Current Status of Research Progress |
Reason
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(2 results)