2014 Fiscal Year Annual Research Report
リモートセンシング手法による東アジア湖沼の生態系情報解析手法の開発
Project/Area Number |
23404015
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
福島 武彦 筑波大学, 生命環境系, 教授 (90124354)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
松下 文経 筑波大学, 生命環境系, 准教授 (80361319)
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Project Period (FY) |
2011-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | リモートセンシング / 生態系 / アジア / 湖沼 / 水草 |
Outline of Annual Research Achievements |
(1) 海外湖沼調査 2014年7月にインドネシアジャワ島のJatiluhur貯水池、2015年3月に同じくCirata貯水池で現地調査を行い、水色、反射スペクトル、各種水質の鉛直分布などを測定した。また、調査に同行したLIPI/Centre for Limnologyの研究者が水質化学分析を行った。また、彼らがインドネシア国内の数湖沼において実測した反射スペクトル、水質データなどを共同で解析するとともに、その結果をまとめ、手法の海外湖沼への適用可能性を議論した。 (2) 新アルゴリズムの開発 阿寒湖における沈水植物分布を対象に、衛星画像からその分布を推定する手法を開発し、実測分布との比較を行い、良好な結果を得た。また、濁度の高い湖沼を対象に、反射スペクトルから半解析的な手法で有光層水深を推定する手法を構築し、有光層の厚さを精度よく推定しうる手法であることを確認した。 (3)衛星画像解析 浮遊植物、あるいはアオコが湖面を覆う日本、インドネシアの数湖沼を対象に、(2)で構築した水草・アオコ分離手法を適用した。その結果、本手法は水草・アオコの分離が可能であり、それぞれの分布域を精度高く推定しうることを確認した。また、アオコレベルを推定する手法を八郎湖を撮影した衛星画像に適用し、アオコ発生状況の経日的な変化を追跡した。定点における現地観測結果を比較して、アオコレベルを良好な精度で推定可能であることを示すとともに、その分布の経日変化原因を考察した。
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Research Progress Status |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(9 results)