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2011 Fiscal Year Annual Research Report

中国における社区参加と自律改善のための選択可能な社区空間マネジメント

Research Project

Project/Area Number 23404025
Section海外学術
Research InstitutionWaseda University

Principal Investigator

佐藤 滋  早稲田大学, 理工学術院, 教授 (60139516)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 真野 洋介  東京工業大学, 社会理工学研究科, 准教授 (70329134)
内田 奈芳美  金沢工業大学, 環境・建築学部, 講師 (10424798)
Keywords社区参加 / 社区改善 / 創造拠点 / 上海市 / 杭州市 / 空間マネジメント / 地域再生 / 自律改善
Research Abstract

本研究は中国独自の地域再生の方法について、社区参加と自律改善の二つの側面から調査・分析した上で理論化し、劣悪な居住環境の放置か高度開発という選択肢だけではない、都市部における社区空間マネジメントのあり方を態勢・空間の両面からモデル化することを目的とする。
平成23年度は、「社区参加のプロジェクトのモデル的実践と自律的な社区改善の実態調査」を行うことを目的として調査.研究を行った。第1に杭州市では、社区参加による地域改善の可能性を検討するため、浙江大学の協力のもと、社区コミュニティへのヒアリング、および杭州市と区へのインタビューによって地域課題や地域意識の分析を行った。また、地域改善のあり方を検討する材料として、空間実態の調査を行った。杭州市での調査対象地区は浙江大学、杭州市政府との検討結果から、アーバンビレッジとして都市内に残る農村である「望江地区」とした。平成23年度は、計2回の現地調査を行った。このコミュニティに対する調査結果から、モデル的実践をさらに進めていけるよう検討う。
第2に上海市では、「伝統的居住空間と、創造拠点による自律的な社区改善の実態」を調査・分析した。上海市では残存した伝統的居住空間の中で、創造拠点の形成が、政策的にだけでなく、自律的にも進められてきている。そういった伝統的居住空間と自律改善の全体像の実態を市内全体で明らかにし、どのようなオルタナティブが実際に進んでいるのかを明らかにする。平成23年度は創造拠点の市内の全体像を踏まえ、周辺地域と共存した更新が行われている、創造拠点である静安別墅を対象として調査を行った。これらの結果から、行き過ぎたジェントリフィケーションを起こすことなく自律的改善が行われていく実態を明らかにし、その地域変化のメカニズムについて分析する。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

浙江大学、杭州市、地元専門家などとの連携が、中国の研究協力者との協働によりスムースに行われているため。

Strategy for Future Research Activity

杭州市では本研究の成果をさらに地元自治体と検討し、コミュニティとの連携の中で、どのように計画化していけるかとを精査する必要がある。また、比較対象として他タイプの地域におけるスタディを進めることも検討する。上海市については、変化が激しい中で、分析結果をどのようにモデル化、理論化していくか、さらに現地の専門家との意見交換による検討が必要と考えている。

URL: 

Published: 2013-06-26  

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