2013 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
23405016
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Research Institution | University of the Ryukyus |
Principal Investigator |
松本 晶子 琉球大学, その他部局等, 教授 (80369206)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
河村 正二 東京大学, 新領域創成科学研究科, 教授 (40282727)
井原 泰雄 東京大学, 理学(系)研究科(研究院), 講師 (90376533)
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Project Period (FY) |
2011-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 配偶者選択 / アヌビスヒヒ / 発情同期/さけあい |
Outline of Annual Research Achievements |
1回目のケニア海外調査の結果を受けて、DNA試料の抽出をおこなった。 ケニアのヒヒの現状試料のSTR genotypingをおこない、ML-Relateを用いて血縁度R値推定をおこなった。これによって、いくつかの個体間で血縁関係を確認することができた。しかしながら、コドモ以下の年齢個体では資料収集が難しく、まだ個体あたり2サンプルという条件を満たしていないものもあるため、今後引き続き試料収集をする必要があることが明らかになった。 ゴンベの発情記録の分析に関しては、これまでに開発した方法には欠損値の取り扱いに関して工夫が必要であることが判明した。そこで、新たなモデル構築を検討することとなった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
遅れていたDNA試料解析が進み、資料が不足している個体のリストを作成したことによって、野外観察においてより集中した資料の収集が可能になった。また、モデル構築についても課題点明らかになった。
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Strategy for Future Research Activity |
DNA分析とモデル構築について明らかになった課題点に対して、目的を定めて取り組む。 まず、DNA分析についてはよりよい状態の資料を追加していくとともに、観察情の個体間関係と照らし合わせて血縁判定をおこなっていく。 モデル解析については、欠損値の影響がでない新たなモデルの開発に取り組む。
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Research Products
(5 results)