2013 Fiscal Year Annual Research Report
インドシナにおける伝統的農産物加工品の高付加価値化に関するビジネスモデルの構築
Project/Area Number |
23405048
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
伊藤 香純 名古屋大学, 農学国際教育協力研究センター, 准教授 (10467334)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小川 雅廣 香川大学, 農学部, 教授 (10398034)
矢倉 研二郎 阪南大学, 経済学部, 准教授 (20454647)
前多 敬一郎 東京大学, 農学生命科学研究科, 教授 (30181580)
山内 章 名古屋大学, 生命農学研究科, 教授 (30230303)
松本 哲男 名古屋大学, 農学国際教育協力研究センター, 名誉教授 (30313977)
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Project Period (FY) |
2011-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 付加価値化 / 農産物加工品 / カンボジア / 開発途上国 |
Outline of Annual Research Achievements |
これまでの研究において、女性を購買層とした新たな米蒸留酒の商品として、タマリンドを用いた甘口の果実酒を開発し、試飲会等を通じて品質向上に取り組んできた。試作品のポテンシャルを判断するとともに、改良点を見出すことを目的とした大規模な試飲会・アンケート調査を計画していたが、国内の経済状況や元国王の死去などに伴って調査に最も適した祭事が、数年に渡ってキャンセルとなったことから、試販売等を通じて市場化のポテンシャルを判断することとした。販売の結果、タマリンド・リキュールの販売は順調であり、また同リキュールを用いたカクテルなどが高級ホテルの看板メニューとなっているケースが確認されたことから、米蒸留酒を用いて仮説ビジネスモデルの実証にいたったと推察された。
また、米蒸留酒以外の加工品へのビジネスモデルの適応について考察するため、カンボジアの野菜を使った新たな加工産業創出の可能性を探ることを目的とした、野菜アイスクリームの試作・市場調査を行った。3種類の野菜(食用アマランサス、カボチャ、紫ヤムイモ)を熱風乾燥した後、粉砕機で粉砕し、得られた野菜粉末の各々をアイスクリームミックスに加え、野菜アイスクリームを試作した。3種類の野菜アイスクリーム試作品を王立農業大学の学生 32名に、カボチャおよび食用アマランサス入りアイスクリームをプノンペン市内で行われた展示会の来場者に試食してもらい、市場調査を実施した。アンケート調査の結果から、カボチャおよび食用アマランサス入りアイスクリームは品質の改善を必要とするものの商品化の可能性が示唆された。
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Research Progress Status |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(6 results)
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[Presentation] The influences of the modified techniques for quality improvement of the traditional rice liquor on the farmers’ incomes in Cambodia.2014
Author(s)
Hamano, M., Lor, L., Norng, C., Chay, C., Matsumoto, T., and Ito, K.
Organizer
The National Scientific Conference on Agriculture and Rural Development, Cambodia
Place of Presentation
Phnom Pehn, Cambodia
Year and Date
2014-10-31
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