2014 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
23500081
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Research Institution | The University of Electro-Communications |
Principal Investigator |
大木 英司 電気通信大学, 情報理工学(系)研究科, 教授 (70524156)
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Project Period (FY) |
2011-04-28 – 2015-03-31
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Keywords | IPネットワーク / OSPF / リンク重み / リンク故障 / リンク補強 |
Outline of Annual Research Achievements |
IP ネットワークで故障が発生すると通信経路が変更され,局所的にトラフィックが集中する可能性がある。ネットワークの故障を考慮して,予防的にリンク重みを決定するポリシーとしてPreventive Start-time Optimization(PSO) がある. 本研究では, PSO を用いて補強リンクを決定する方式を提案する。提案方式は, PSO を用いる前に仮補強リンクを設ける方式である. 補強リンクを設けるとPSO におけるネットワークの故障パターンを減らし混雑を小さくできる可能性がある. 全てのリンクを補強することは得策ではないため,少ない数の補強リンクで混雑を小さくできる方式が報告されている。しかし,この従来方式では重大な混雑を最小化するための補強リンクを設定することができていない。 性能評価の結果, 提案方式は,適切なリンク補強を設定することにより報告されている従来方式と比べて故障リンクに対する混雑を低減できることを示した.
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Research Products
(29 results)