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2011 Fiscal Year Research-status Report

ソフトウェアライフサイクルを支援するコラボラティブDITAドキュメンテーション

Research Project

Project/Area Number 23500127
Research InstitutionFuture University-Hakodate

Principal Investigator

奥野 拓  公立はこだて未来大学, システム情報科学部, 准教授 (30360936)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 伊藤 恵  公立はこだて未来大学, システム情報科学部, 講師 (30303324)
大場 みち子  公立はこだて未来大学, システム情報科学部, 教授 (30588223)
Project Period (FY) 2011-04-28 – 2014-03-31
Keywordsソフトウェアドキュメンテーション / XML / 共通フレーム / 構造化モデル / 再利用性
Research Abstract

DITAに基づく統合ドキュメンテーション環境の構築を目的として,ソフトウェアプロセスに関するこれまでの研究で得られた知見に基づき,(1) 対象とする成果物ドキュメントセットの定義,(2) 構造化ドキュメントモデルの作成,(3)再利用性に基づく部分構造パターンの抽出を行った.(1) については,広範囲のソフトウェア開発ドメインに対応するようなドキュメントのテンプレートとなり得ることから,共通フレーム2007 (SLCP-JCF2007) において定義されている主ライフサイクルプロセスで作成が推奨されているドキュメント群を本提案手法において扱う成果物ドキュメントセットとした.(2) については,共通フレーム2007に含まれる要件定義工程の2種類のドキュメントを対象として,記述粒度を正規化し,最小単位の記述をノードとするツリー状の構造化モデルを作成し,UMLのクラス図により視覚化した.(3) については,文書構造の違いによって,情報の再利用性や,分割すべきトピックの粒度にも違いが生じると考えられるため,トピックの再利用性の観点から,作成した構造化ドキュメントモデルの部分構造の類型化を行い,レコードパターン,集合パターン,部分集合パターンに分類した.抽出した各パターンについて情報の再利用性を検討し,その結果に基づきそれぞれの構造ごとに適切なトピック(最小記述単位)の粒度の検討を行った.得られた粒度を構造化モデルに適用し評価を行った結果,ドキュメント内での再利用性を損なわない範囲でトピックの粒度を大きくすることが可能であり,結果として管理コストを抑制することが可能であることが示された.

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

当初の予定ではH23年度中に実施するはずであったDITAトピックの特殊化と評価については実施していない.これは,今年度実施した既存の標準ドキュメントを対象とした構造化モデルの作成過程において,トピックの粒度をどのように決めるかが本質的に重要であることが示唆され,トピックの特殊化以前に取り組むべき課題と判断し,実施したことによるものである.

Strategy for Future Research Activity

コラボラティブDITAドキュメンテーション環境を構築する.これは,DITAに基づくソフトウェアドキュメントのオーサリングと様々なステークホルダによる情報共有のためのプラットフォームとして機能することを意図したものである.バックエンドに位置するドキュメントリポジトリとしてのCMSは,オープンソースの汎用DITA対応CMSを拡張して構築する.また,ドキュメントの作成・レビュー・承認・保守,および,適切な権限を持つステークホルダによるドキュメントの閲覧を円滑に行うために,各ドキュメントに対するワークフローを定義し,ツールによりサポートする. さらに,H23年度に実施したドキュメントの構造化の成果に基づき,DITAトピックの特殊化を行い,各ドキュメント構造をトピックの集約であるマップとして定義する.

Expenditure Plans for the Next FY Research Funding

次年度は,研究費を以下のように使用する予定である.コラボラティブDITAドキュメンテーション環境の構築と評価のための,ノート/タブレット/携帯端末および関連するネットワーク機器・ソフトウェアの購入費用と通信費.情報収集および成果発表のための旅費・学会参加費.技術図書購入費.

  • Research Products

    (3 results)

All 2012 2011

All Presentation (3 results)

  • [Presentation] DITA適用に向けたソフトウェアドキュメントの構造化2012

    • Author(s)
      坂井 麻里恵, 奥野 拓
    • Organizer
      第11回複雑系マイクロシンポジウム
    • Place of Presentation
      北海道大学
    • Year and Date
      2012年3月3日
  • [Presentation] DITA に基づくソフトウェアドキュメンテーション環境の提案2011

    • Author(s)
      奥野 拓, 坂井 麻里恵, 伊藤 恵, 大場 みち子
    • Organizer
      計測自動制御学会第12回システムインテグレーション部門講演会
    • Place of Presentation
      京都大学吉田キャンパス
    • Year and Date
      2011年12月23日
  • [Presentation] DITA適用のためのソフトウェアドキュメントの構造化2011

    • Author(s)
      坂井 麻里恵, 奥野 拓
    • Organizer
      情報処理学会情報処理北海道シンポジウム2011
    • Place of Presentation
      北見工業大学
    • Year and Date
      2011年10月1日

URL: 

Published: 2013-07-10  

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