2013 Fiscal Year Annual Research Report
音楽理論を会議記録の分析に応用したディスカッションマイニングの実現
Project/Area Number |
23500145
|
Research Institution | Future University-Hakodate |
Principal Investigator |
平田 圭二 公立はこだて未来大学, システム情報科学部, 教授 (30396121)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
東条 敏 北陸先端科学技術大学院大学, 情報科学研究科, 教授 (90272989)
浜中 雅俊 筑波大学, システム情報工学研究科(系), 講師 (30451686)
長尾 確 名古屋大学, 情報科学研究科, 教授 (70343209)
|
Keywords | コンテンツ / 音楽分析 / 意味構造分析 / 再利用 |
Research Abstract |
平成25年度の計画は以下の通りであった.(a)理論的検討:マルチメディア会議記録の意味構造に関してメディア間で生じる食い違を統合する手法を検討する.(b)ディスカッションマイニング用意味構造解析器: GUI部を作成する.現在のディスカッションマイニングシステムでは,ビデオを効率よく閲覧するために議事録のビデオビューが提供されている.また,音楽用楽曲構文解析器にはGUIが提供されている.これらを組み合わせ,リニアに表示されているビデオ記録に対して,議論タイムスパン木が付与されたようなレイアウトのGUIを持たせる予定である.(c)意味構造抽出の検証:(a)の成果を参照しつつ,(b)を会議記録に適用して得られた結果の妥当性を検証する.(d)再利用機能:前年度設計した各再利用機能を実装し,精度向上,機能拡張を施す. 各々について実績を述べる.(a)理論的成果として,join演算の適用範囲を一般のタイムスパン木に拡張することに成功した.その結果,タイムスパン木間の距離をより精密に計算できるようになった.(b)意味構造解析器を実現するため,ルールの選定と実装及びその改良の方に労力を費やしてしまい,GUIまでは着手できなかった.(c)議論の意味構造としての議論タイムスパン木に関して,半自動の議論分析器をプロトタイピングし,フィージビリティを確認した.(d)再利用機能として,(a)で拡張されたjoinとmeetを利用したモーフィングアルゴリズムを設計した.
|