2013 Fiscal Year Annual Research Report
概念と時間を最適粒度で比較する時系列マイニング法の開発
Project/Area Number |
23500179
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Research Institution | Shimane University |
Principal Investigator |
平野 章二 島根大学, 医学部, 准教授 (60333506)
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Keywords | 知識発見とデータマイニング |
Research Abstract |
本年度は,昨年度に考案した典型らしさ指標に基づくオーダ系列の比較分類法について,改良と洗練化を進めるとともに,複数のデータセットに適用範囲を拡張し,獲得されるクラスタの統計的分析を通じて提案法の評価を実施した。まず,耳鼻科系疾患を対象とし,3種類のパスのいずれかが適用された78例とパス非適用の80例,計158例からなる混在データを構成し,提案手法を適用して比較分類を実施したところ,第2日を手術日とする4群間において,適用されたパスの有無及び種別をカテゴリとする例数分布に関して統計的に有意な差異が見られた。また,同様に,産科系疾患においても2種類のパスのいずれかを適用した25例と非適用の99例からなる混在データに対して提案方法を適用したところ,得られた群と各パスカテゴリの例数分布との間に有意な関連が見られた。これらにより,提案方法によって,手術に関連した事前情報を与えることなく,典型らしさから診療プロセスの類似性を評価し,類似したプロセスからなる群を構成できることを確認した。以上の成果を,平成25年10月から12月に開催されたIEEE主催のSMC2013,ICDM Workshop on Data Mining for Services,BIBM Workshop on Biomedical and Health Informaticsの各国際会議・ワークショップ及び第14回日本医療情報学会学術大会にて発表した。
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Research Products
(4 results)