2011 Fiscal Year Research-status Report
Project/Area Number |
23500218
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Research Institution | Kagoshima University |
Principal Investigator |
渡邊 睦 鹿児島大学, 理工学研究科, 教授 (50325768)
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Project Period (FY) |
2011-04-28 – 2014-03-31
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Keywords | 動画像処理 / 人物追跡 / 空中映像処理 / 自律飛行体制御 / 画像補正 |
Research Abstract |
研究実施計画書に記載した内容のうち,空中映像撮影システムの第2プロトタイプに関しては,既に開発している空中映像撮影システムの第1プロトタイプで十分な性能が確保できたため,新規開発は実施せず,市販の自律飛行体(AR-DRONE)を購入し使用した.残る2点に関しては予定通り研究開発を実施し,学会発表を行った.(1)屋内変動環境における空中撮影画像補正方式の開発 H22年度開発した屋内静止環境における空中撮影画像補正方式に基づき,人物など移動物体が随時出現する変動環境においても適切な画像計測・認識ができるよう,空中撮影画像補正方式の性能向上を行った.変動環境において継時的に画像補正を行うためには,環境中に存在する静止物体と人物などの移動物体を分離する必要がある.特徴点追跡・解析結果により上記分離処理を実現し,第14回画像の認識・理解シンポジウム(MIRU2011)における発表を行った.(2)空中映像撮影システムを用いた屋内移動人物の移動軌跡自動推定手法・自律飛行体による自動追跡手法の開発 空中映像撮影システムプロトタイプにより得られた映像を動画像解析することにより,実験室内を自律移動する屋内移人物の移動軌跡を自動推定する動画像解析手法を開発し,自律飛行体による自動追跡を実施した.本研究成果を,平成23年度電気関係学会九州支部連合大会(第64回連合大会),電子情報通信学会研究報告 パターン認識・メディア理解(PRMU)研究会,The Seventeenth International Symposium on Artificial Life and Robotics (AROB)にて発表した.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
空中映像撮影システムの第2プロトタイプ開発を除き,当初計画で設定した目標はほとんど全て達成できたため.
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Strategy for Future Research Activity |
空中映像撮影システムを改良し,上方の移動観測に基づく屋内状況認識手法の開発,屋外広域領域自動監視手法の開発に向け展開する.
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
空中映像撮影システムの改良などに充当する予定.
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Research Products
(5 results)