2013 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
23500221
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Research Institution | The University of Aizu |
Principal Investigator |
愼 重弼 会津大学, コンピュータ理工学部, 上級准教授 (40315677)
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Keywords | 個人性 / 筆記体文字 / 毛筆文字 / 文字合成 |
Research Abstract |
本研究のテーマは高い個人性を持つ手書き文字を人工的に生成する方法を扱う研究である。本研究チームは最近多様な筆記スタイルを一つのモデルで作ってこれを通じて原本のスタイルと似ていながらも多様な筆記体文字を生成する研究を遂行した。文字合成を通した署名検証の性能向上、毛筆文字の合成のためのモデル開発という目標で昨年の研究実績は以下のとおりである。 1.文字合成を通した署名検証の性能向上を試みた。まず、合成された文字を使って署名検証実験を遂行して結果を分析した。手書き文字合成を利用した署名検証の性能向上を試みた。署名5個を訓練パターンで使用時、現在5%程度の署名検証エラー率を署名10個の訓練パターンで使用時のエラー率を3%水準に下げる目的でしたが、予想したとおりに向上しない。これは合成された文字が実際署名に比べて多様性が低いためであると考えられる。このために次の2種類手法を試みた。合成された文字の多様性を増加させた。署名検証システムで訓練パターンを使う方式を改善した。 2.毛筆文字の合成のためのモデル開発を試みた。コンピュータで生成される毛筆文字はタブレット用ペンの筆圧、ペンの角度によって形が調節される。毛筆文字に現れる個人性を分析して、個人性を失わず新しい文字を生成できるモデルを開発した。毛筆文字に現れる個人性はインクの量が均一であれば、大部分字の形状、筆記の速度、画の幅と筆先の方向変化によって決定される。この中で文字の形状と筆記速度はペン書きでも同様に現れる部分である。ここで新しくモデリングする必要があるのは画の幅と筆先の方向変化であった。毛筆文字の合成モデルは (1)画幅の変化に対するモデル生成、(2)筆先方向変化に対するモデル生成、(3)画幅、筆先モデルと既存の文字形状モデルの統合との3段階を経て研究・開発された。
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Research Products
(10 results)