2011 Fiscal Year Research-status Report
LinkedData環境の実現に向けたメタデータスキーマレジストリの応用
Project/Area Number |
23500295
|
Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
永森 光晴 筑波大学, 図書館情報メディア系, 講師 (60272209)
|
Project Period (FY) |
2011-04-28 – 2014-03-31
|
Keywords | メタデータ / メタデータスキーマレジストリ / Linked Data |
Research Abstract |
本研究では、Linked Data の柔軟な運用を目的としたメタデータスキーマに関する情報の流通と発見支援環境の作成をおこなう。平成23年度は以下の4項目を中心に研究を進めた。(1)メタデータスキーマレジストリを基礎とした協調的なメタデータ語彙マッチング支援モデルの提案:複数のコミュニティが協調的にメタデータ語彙間の関連を作成するためのモデルの提案を行った。(2)DCMI(Dublin Core Metadata Initiative)が提案する Description Set Profile を利用したアプリケーションプロファイル記述形式の整理と作成モデルの提案:DCMIが進めているアプリケーションプロファイルの記述形式のひとつである Description Set Profile と我々がこれまでに行って来たマンガに関するメタデータモデルに関する知見を利用して、アプリケーションプロファイルの作成支援モデルの検討を行った。平成23年度では、既存のメタデータに記述されている内容を分析し、アプリケーションプロファイルのひな形を抽出する手法の検討を行った。(3)ウェブサービスを介したメタデータスキーマ情報提供モデルの検討:Linked Open Data として提供されているメタデータの記述内容を分析し、記述に利用されているメタデータスキーマの情報を抽出し、利用するための手法の検討を行った。(4) (1)~(3)に基づいたシステムのプロトタイプの作成を行なった。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
研究実績の概要にもあるように、平成23年度に予定していた、協調的なメタデータ語彙マッチング支援モデルの検討や、アプリケーションプロファイル作成に関する問題の分析および作成支援手法の検討を行うことができたため、おおむね順調に進展していると判断する。
|
Strategy for Future Research Activity |
平成24年度では、平成23年度の評価に基づき、モデルとプロトタイプシステムの改善を行なう。プロトタイプシステムは、限定した利用者に公開し、システムの改善と評価を行う。
|
Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
支援環境の開発および評価を行なうための計算機の購入と、国内外の学会において成果発表を行なう。
|