2012 Fiscal Year Research-status Report
LinkedData環境の実現に向けたメタデータスキーマレジストリの応用
Project/Area Number |
23500295
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
永森 光晴 筑波大学, 図書館情報メディア系, 講師 (60272209)
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Keywords | Metadata / Metadata Schema / Linked Open Data / Semantic Web / メタデータ / メタデータスキーマ / セマンティックWeb |
Research Abstract |
これまでのセマンティック Web では、主に RDF Schema,OWL,SKOS といったメタデータを記述する ための語彙の標準化を進めてきたが、2007 年より始まった Linked Data ではメタデータそのもの に焦点を当てている。メタデータの相互利用性を高めるためには、その記述規則を定義したメタ データスキーマと、応用ごとに決まるメタデータ語彙の組み合わせを定義したアプリケーション プロファイルに関する情報が有用である。しかしながら、現在の Linked Data においてメタデー タスキーマに関する情報が十分に活用されているとは言えない。本研究では、Linked Data の柔軟 な運用を目的としたメタデータスキーマに関する情報の流通と発見支援環境の作成をおこなう。平成24年度は、23年度に開発したシステムに基づき、以下の研究を進めた。 ・メタデータ語彙マッチング支援システムの改善 ・Linked Data のためのアプリケーションプロファイル作成支援システムの改善 ・ウェブサービスを介したメタデータスキーマ情報提供モデルの提案 ・平成24年度に作成したシステムの評価
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
平成24年度は、平成23年度に作成したモデルとシステムの改善を目標に研究を進めた。まず、ネットワーク上で広く流通しているメタデータスキーマ120種類を収集・蓄積し、ネットワークを介してプログラムからアクセスするためのメタデータスキーマレジストリの整備とSPARQLエンドポイントの作成を行った。そして、作成したメタデータスキーマレジストリに基づいた、メタデータ語彙を提案するためのモデルの提案とそのためのシステムの作成を行った。
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Strategy for Future Research Activity |
今後は、これまでの評価に基づいた改善と、これまでは限定した利用者にのみ公開していたシステムを一般に公開し、利用者を限定せずにシステムの運用を行う。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
システムの開発およびメタデータの作成を行うために必要なパーソナルコンピュータの購入と、これまでの研究成果を国内・国外の学会で発表するために必要な旅費にあてる。
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Research Products
(8 results)