2012 Fiscal Year Research-status Report
メディア横断型パーソナル・パスファインダー構築のための基礎的研究
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23500302
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Research Institution | Shirayuri College |
Principal Investigator |
栗山 和子 白百合女子大学, 文学部, 教授 (10349144)
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Keywords | ソーシャルメディア / SNS / 大学図書館 / 広報 |
Research Abstract |
現在、多図書館では、TwitterやFACEBOOKのようなソーシャルメディアを利用して、利用者に様々がお知らせをしている。本研究では、大学図書館がTwitterをどのように利用し、利用者に図書館の活動や資料についての情報を伝え、効果をあげているかを調べるため、予備調査として、2013年までの、日本の国立大学の23の大学図書館の、Twitterの利用開始(アカウント作成時期)、フォロワー数、フォロウィー数、プロフィールのみからわかるフォロワーの傾向、フォロウィーの傾向、大学図書館のつぶやきの内容などを、TwitterAPIを利用して収集し、分析を行った。その結果、大学図書館のつぶやきの傾向として、新着図書、イベント・企画、開館日・開館時間など、旧来から図書館が広報活動をして行っている内容がほとんどであり、プロフィールから推察できる範囲では、フォロワーおよびフォロウィーともに大学関係者(学生、教職員)および図書館関係者が多いということがわかった。今後の課題として、この予備調査を元にして、国立大学・私立大学について調査を行い、Twitterが利用者への広報として有効であるかどうか検証したい。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
昨年度に分析対象としていたQ&Aサイトと比較して、Twitterは利用者同士の関係を分析するのには適しているが、投稿の文字数が少ないため、プロフィールなどと合わせても、文章表現の内容・構造から利用者の傾向を分析することは困難である。プロフィールが予めわかっている大学図書館の公式アカウントに絞って分析をしてみているが、利用者と複数サイト(ソーシャルメディア)のマッチングの評価まで終えることが可能かどうかスケジュールを再検討している。
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Strategy for Future Research Activity |
引き続き、大学図書館のTwitter利用とそのフォロワー・フォロウィーの分析を続ける。その後、大学図書館のフォロワーに限って、Twitter上での情報行動を分析する。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
主に、Twitterのプロフィール、投稿データのタイプ分析・文書構造のタグつけなどの実験データの作成の人件費、作業用パソコンの購入費、国内外の研究会・学会の参加費・出張費に使用する。
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