2014 Fiscal Year Annual Research Report
知識創作・評価インセンティブの行動経済モデルに基づくWeb実験の学際分析
Project/Area Number |
23500315
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Research Institution | Kanto Gakuin University |
Principal Investigator |
中泉 拓也 関東学院大学, 経済学部, 教授 (00350546)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
藤原 正寛 武蔵野大学, 経済学部, 教授 (40114988)
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Project Period (FY) |
2011-04-28 – 2015-03-31
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Keywords | 非対称情報 / VSRPD / クイズの経済学 / 認知バイアス / 行動経済学 / 評価行動 / 射幸心 / コーディネーション |
Outline of Annual Research Achievements |
オンラインでのクイズゲームを運営するネオプロモーションとの協力により、キャンペーン生活(http://campc.tobemedia.net/)、すなわちクイズキャッチャーにおける射幸心の分析を行うため、クイズキャッチャーの利用者と、競馬など、他のギャンブルの利用者との比較調査を行い、その相違について分析することができた。更に、クイズの賞品として得た財貨の評価と、実際の購買行動との相違についての比較研究を掘り下げて行った。結果として、商品として金銭を得る場合、クイズを行うことによる便益と、賞金額とに分離可能であることがわかったのに対して、商品の場合、購買行動との相違が更に大きくなり、1)数量が大きいほど商品の場合の評価が高い、2)クイズの商品としてより好まれる嗜好の属性が存在するといった点が明らかとなった。 また、VSRPDの実験をパキスタンで行い、パキスタンと日本との行動様式の相違について研究した。 最後に中泉が、これまでの研究成果を国際学会で報告した。
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