2013 Fiscal Year Research-status Report
長期的成果からみた聴覚障害幼児の言語聴覚療法に関する研究
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23500582
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Research Institution | Kanazawa University |
Principal Investigator |
能登谷 晶子 金沢大学, 保健学系, 教授 (30262570)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
原田 浩美 聖隷クリストファー大学, リハビリテーション学部, 教授 (50599545)
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Keywords | 聴覚障害幼児 / 言語習得 |
Research Abstract |
前年度に引き続きWISC-III、WPPSI、読書力テスト(幼児児童読書テスト、教研式読書力診断検査)を行った。WPPSI検査を平成25年度に2回目の施行が可能であったものが3名で、言語性IQの平均は66、動作性IQの平均は112.3であった。また、新たにWPPSI検査を施行できたものが3名であった。さらに、 WISC-IIIで前年度に引き続き施行できたものは16名であった。16名の言語性IQの平均は108.9、動作性IQの平均は110.4となった。教研式読書力診断検査に関しては、昨年度に引き続き2回目の実施が可能であったものが7名、幼児読書テストが5名であった。幼児児童読書テストは、前年度施行困難であったものも6名中5名が検査施行可能となり、読書力偏差値で平均55.2となった。前年度から積み残した親の記録からの語彙数の集計は、平成26年度に行う最終報告でまとめることにして、現在作業中である。以上の結果を国際学会、国内学会で発表するとともに、論文として2編採択された。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
前年度から続けてWISC-III、WPPSI、読書力テスト(幼児児童読書テスト、読書力診断検査)を行った。2年続けてデータをとれていないものもあったが、概ね研究は順調に進んでいる。
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Strategy for Future Research Activity |
平成26年度は最終年度であるので、これまでのデータをまとめ、統計分析を行い、国際、国内学会で発表する予定である。さらに、論文としても投稿予定である。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
研究分担者が購入予定であった図書が、最終年度のまとめの時に必要であることがわかり、次年度へ繰り越した。 本年度は研究最終年度にあたるので、学会発表に加えて、英文投稿など論文作成をする予定である。
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