2011 Fiscal Year Research-status Report
携帯端末を活用した水泳学習支援システム(iSwim)の開発
Project/Area Number |
23500716
|
Research Institution | Ibaraki University |
Principal Investigator |
富樫 泰一 茨城大学, 教育学部, 教授 (70207538)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
椿本 昇三 筑波大学, 体育系, 教授 (50180039)
|
Project Period (FY) |
2011-04-28 – 2014-03-31
|
Keywords | 学習支援システム |
Research Abstract |
H23年度の目標1は,動画像コンテンツの準備をすることであった。具体的には,a.目標(理想)とするフォームの動画像収集,b.よくある欠点やつまずきフォームの動画像収集,c.(b)の対処方法・練習方法の動画像収集,d.観点や学習ポイントを明確にしたコメントやイラスト入りの動画収集である。しかし,東日本大震災の影響により,予定していたプールが震災の影響で使用できないことや,放射線の影響で被験者の協力が得られないことなどにより,動画像収集が,全くできなかった。従って,研究協力者に対して支払う予定だった謝金やその他の経費を使うことができなかった。 目標2は,収集した動画像コンテンツを配信するサーバの設置と運用方法について検討することであるが,情報端末を使ってストリーミング受信するのに適した動画像のファイルフォーマット・画像数・ビットレート等について検討を行い,最適な規格を割り出すことができた。 目標3は,学習者個人が扱う情報端末(iPadやiPod touch)から,無線LAN経由で,動画像サーバへのアクセス方法の検討を行い,水泳学習の各段階で必要な動画像コンテンツを引き出せる,Webアプリケーションを作成した。 目標2と目標3は計画通り遂行できたが,震災の影響で実施できなかった目標1については,次年度以降の全体計画と調整を図りながら,H24年度に繰り下げて実施する。そのためH24年度実施予定だった研究計画の一部をH25年度に繰り下げて実施する。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
H23年度の目標1(動画像コンテンツの準備をする)が,東日本大震災の影響により,予定していたプールが震災の影響で使用できないことや,放射線の影響で被験者の協力が得られないことなどにより,動画像収集ができなかった。しかし,残りの目標は達成できたので,目標1をH24年度に遂行することで,研究の遅れを取り戻すことは可能である。
|
Strategy for Future Research Activity |
H23年度に実施できなかった目標1を重点的に行い,H23年度計画の動画像配信サーバと,動画像を受信する携帯端末(iPod touch)によるシステムをH24年度に完成させる。 H24年度に実施予定だった,同システムを実際の授業(小学校・中学校)で試用し,その利用可能性を検討する課題は,H25年度に実施する。
|
Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
H23年度に実施できなかった目標1を重点的に行うため,旅費・人件費の使用が主となるが,情報端末の購入も併せて行う予定である。
|