2013 Fiscal Year Annual Research Report
携帯端末を活用した水泳学習支援システム(iSwim)の開発
Project/Area Number |
23500716
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Research Institution | Ibaraki University |
Principal Investigator |
富樫 泰一 茨城大学, 教育学部, 教授 (70207538)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
椿本 昇三 筑波大学, 体育系, 教授 (50180039)
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Keywords | 学習支援システム / 水泳 |
Research Abstract |
最終年度は,解説入り模範泳法動画の視聴,水泳技術に関するクイズ,自己の水泳動作観察で構成された水泳学習支援システム(iSwim)を,すべて携帯端末で利用できるようにシステムを構成し,これらを利用して授業実践を行った。当初小学生を対象に実施する予定だったが協力小学校との日程調整等が難航したため,大学生40名を対象に3回実施し,最後に達成度テストを行った。授業初回で,クロール及び平泳ぎで25m完泳できなかった学生(クロール7名,平泳ぎ12名)を抽出し,解説入り模範泳法を動画視聴で学習し,さらに水泳技術に関するクイズ形式の設問に解答させることで,水泳技術に関する知識を高めた後,自己の水中及び水上泳法を撮影・観察させた。これらは全て携帯端末を利用して各自の学習進度に応じて行わせた。2回目以降の授業で,自己の泳法と模範泳法の違いを,携帯端末を用いた水泳学習支援システムで自己認識させたうえで,個々の具体的な泳法改善方法を教師がアドバイスする方法で,水泳練習を繰り返した。授業最終回に課題達成度テストを行った結果,全員がクロール及び平泳ぎで25m完泳することができた。特に平泳ぎの手と脚と呼吸のタイミングに問題を抱えるケースの解決に大きな効果が見られた。 今後の課題として,小中学生向け動画コンテンツ及び水泳技術に関するクイズの充実とともに,水中及び水上の動画撮影及び観察システムの自動化を進めることで,学校教育現場への普及を図りたい。
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Research Products
(1 results)