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2011 Fiscal Year Research-status Report

チームスポーツのための心理的コンディショニングに関する研究

Research Project

Project/Area Number 23500747
Research InstitutionHokusei Gakuen University

Principal Investigator

蓑内 豊  北星学園大学, 文学部, 教授 (50239331)

Project Period (FY) 2011-04-28 – 2015-03-31
Keywordsスポーツ心理学 / 心理的コンディショニング / 情動 / チームスポーツ
Research Abstract

4年計画の1年目(平成23年度)では、心理的コンディショニングに及ぼす個人の情動状態コントロール効果、および、チーム固有の適切な情動状態や雰囲気を探ることを主な研究課題とした。その結果、「チームスポーツのための心理的コンディショニングに関する研究」に関連する研究成果として、研究論文など2本、学会発表など4本を発表した。また、研究成果の発表までには至らない部分においてもほぼ計画通りに研究を進めることができた。以下に主要3点の研究成果の内容を示す。 「情動を活用した心理的コンディショニングについて」(メンタルトレーニング・ジャーナル第5巻)では、クロスカントリースキー選手を対象として、情動状態を手掛かりとした心理的コンディショニングの有効性について実践研究したものをまとめた。その結果、情動の先行要因をコントロールすることが、心理的、および、身体的コンディショニングに貢献することがわかった。 「チームスポーツにおけるメンタルサポートを考える」(メンタルトレーニング・ファーラム第6回大会)というシンポジウムにおいて、大学ラグビーチームを対象として行ったメンタルサポート活動の実践について研究報告を行った。とくにラグビーに求められる心理的特性から考察したメンタルサポートのあり方を提案し、さらにチームパフォーマンス向上のためのチームビルディングの考え方を提示した。 「チームにおける最適な情動状態の理解」(日本スポーツ心理学会第38回大会)では、女子バスケットボールチームの最適な情動状態を見つけ出し、その情動の先行要因についてチームで話し合って意図的にコントロールすることを試みた。その結果情動プロファイリングテストの実施、および、情動に関連するチームの行動を振り返る作業は、これまでチームが意識しなかった精神活動や行動に対して注意を向けることにつながることが示唆された。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

交付申請書に記載した「研究の目的」では、「ラグビー部とバスケットボール部を対象に、情動を手がかりとしてチームの心理的コンディショニングを図り、その有効性を調べる。第一段階として、チーム固有の最適な情動状態やチームの雰囲気を明らかにし、その先行要因を特定する調査を行う(平成23年度)。その後、第二段階として、チームの心理的コンディショニングに介入する(平成24・25年度)。この段階では、情動やチーム雰囲気の先行要因を制御し、心理的コンディショニングがスポーツパフォーマンスにどのように影響するのかを継続的に調べて、より適切なコンディショニングの方法を検討する」と記載した。 このような計画に対して、平成23年度(4年計画の1年目)では、大学ラグビー部と専門学校バスケットボール部を対象として、チームにおける情動状態の理解、および、その先行要因の把握を行った。さらに、情動の先行要因を手掛かりとして、チームとしての心理的コンディショニングについても試みた。その結果、個人スポーツのみならず、チームスポーツにおいても、情動状態を手掛かりとしたアプローチがチームの心理的コンディショニングの向上・安定にも貢献する可能性のあることがわかった。さらに、チーム全体で情動プロファイリングテストを実施することは、チームの心理的側面に対する意識を高め、チームワークの向上にも貢献するという、予想外の効果も期待できることがわかった。 このようなことから、研究計画の進捗状況は、おおむね当初の計画通りに進んでいる状態である。

Strategy for Future Research Activity

平成24・25年度(4年計画の2年目・3年目)では、研究の第2段階として、チームの心理的コンディショニングに介入を行う。この段階では、チームパフォーマンスに関連する情動やチーム雰囲気の先行要因を意図的にコントロールし、情動を手掛かりとする心理的コンディショニングがチームパフォーマンスにどのように影響するのかを継続的に調べることが中心となる。昨年度の研究成果においても、チームにおける最適な情動状態を理解し、情動の先行要因をコントロールすることで、チームパフォーマンスへどのように影響するのかについても調べた。しかし、十分なデータは得られていないので、今後も引き続き、同じチームに対して情動状態を手掛かりとした心理的コンディショニングを行うことを予定している。調査対象チームは前年度と同じチームを予定しているが、年度が替わりチームを構成するメンバーも交替しているので、まずはチームのパフォーマンスに関連する情動とその先行要因の分析から再開する。さらに、研究計画でも記載しているように、情動を用いた心理的コンディショニングの有効性の検証や有効な先行要因のを把握するために、行動分析(映像を用いた分析)の手法を取り入れたアプローチやサポート方法も取り入れる計画である。 平成26年度(4年計画の4年目)では、スポーツチームに対する心理的コンディショニングのサポート、および、実践を継続しながら、それまでの成果を公開し、研修会なども開催する。

Expenditure Plans for the Next FY Research Funding

平成24年度(4年計画の2年目)では、ラグビー部、および、バスケットボール部に対する心理的コンディショニングの介入を計画している。そこでの調査や実践に関連する交通費や人件費(アルバイト)を予定している。また、行動分析を行うための映像関連機器や映像分析ソフトの購入も計画している。さらに、ここまでの研究成果の発表(日本体育学会、日本スポーツ心理学科、スポーツ動機づけ研究会を予定)のための費用(学会参加費・交通費・宿泊費など)も計画している。収集したデータの整理にもアルバイト費用を考えている。

  • Research Products

    (6 results)

All 2011

All Journal Article (2 results) (of which Peer Reviewed: 1 results) Presentation (4 results)

  • [Journal Article] 情動を活用した心理的コンディショニングについて2011

    • Author(s)
      蓑内豊
    • Journal Title

      メンタルトレーニング・ジャーナル

      Volume: 5 Pages: 49-56

    • Peer Reviewed
  • [Journal Article] トータルサポート事業における心理的サポートについての報告2011

    • Author(s)
      蓑内豊
    • Journal Title

      スポーツ医科学トータルサポート事業報告書

      Volume: 1 Pages: 111-132

  • [Presentation] 体育・スポーツと教育カウンセリング2011

    • Author(s)
      蓑内豊
    • Organizer
      教育カウンセリング学会第9回大会
    • Place of Presentation
      北海商科大学
    • Year and Date
      2011年8月6日
  • [Presentation] 情動状態とスポーツパフォーマンス2011

    • Author(s)
      蓑内豊
    • Organizer
      スポーツ動機づけ研究会第7回大会
    • Place of Presentation
      日本女子体育大学
    • Year and Date
      2011年11月27日
  • [Presentation] ラグビーにおけるメンタルサポートを考える2011

    • Author(s)
      蓑内豊
    • Organizer
      日本スポーツ心理学会スポーツメンタルトレーニングフォーラム第6回大会(招待講演)
    • Place of Presentation
      メルパルク京都
    • Year and Date
      2011年11月19日
  • [Presentation] チームにおける最適な情動状態の理解2011

    • Author(s)
      吉田聡美・蓑内豊
    • Organizer
      日本スポーツ心理学会第38回大会
    • Place of Presentation
      日本大学
    • Year and Date
      2011年10月9日

URL: 

Published: 2013-07-10  

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