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2013 Fiscal Year Research-status Report

特殊環境下における運動単位発射様式の解明-局所的血流制限下について-

Research Project

Project/Area Number 23500757
Research InstitutionMeiji University

Principal Investigator

水村 信二  明治大学, 文学部, 教授 (50267358)

Keywords運動単位 / 特殊環境下 / 局所的血流制限下
Research Abstract

本研究は、特殊環境下における筋線維動員パターンの一端を解明することを目的として、局所的血流制限下における筋力発揮時の運動単位発射様式を明らかにしようとするものである。平成25年度における研究実績の概要は以下の通りである。
平成25年度においては、運動単位発射様式に関する研究の文献考証及び資料収集をするとともに、非侵襲的運動単位発射様式解析システムの導入、セットアップ、予備実験を計画していた。ところが、初年度から導入を予定していた非侵襲的運動単位発射様式解析システムのソフトウエア開発が3年目まで遅延したことにより、結果的には、予定していた実験を行うことは出来なかった。しかしながら、平成25年度は、当初初年度には開発予定だった運動単位発射様式解析システムが完成することを見越して、局所的血流制限下における前腕屈筋の活動について実験を行えるよう、予備調査を実施した。具体的には、第1或は第2関節までグリップできる突起物に、両手でぶら下がり、何秒間保持できるかなどの予備調査であった。この実験系に非侵襲的運動単位発射様式解明システムを加えることにより、目的を達することができるはずであった。
また、本研究課題においては、局所的血流制限をすることにより、局所的に前高血圧あるいは高血圧状態をつくることになる。そこで、ポーランドで開催された第3回国際前高血圧症・心血管代謝症候群会議に出席することとし、局所的高血圧状態に対する知見を得た。
以上のことから、平成25年度においても当初計画していた実験を実施することは出来なかった。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

4: Progress in research has been delayed.

Reason

当初、研究計画初年度には完成予定だった「非侵襲的運動単位発射様式解析システム」が、研究計画3年目になっても実用レベルにまで達していなかったことが、現在までの達成度が遅れている最大の理由である。もし、この解析システムが予定通りに開発されていたら、局所的血流制限下における運動単位発射様式に関する貴重な基礎資料が得られているはずである。

Strategy for Future Research Activity

今後は、当初使用予定だった非侵襲的運動単位発射様式解析システムの利用をあきらめ、別の解析システムを利用し、少しでも当初の研究課題を達成できるように研究を進めていく予定である。具体的には、表面筋電図記録解析システムを利用し、運動単位発射様式(動員閾値、発射頻度)と関連性の高い指標を用いて、局所的血流制限下における筋電気活動動態を明らかにしていく予定である。

Expenditure Plans for the Next FY Research Funding

当初は研究初年度に完成予定だった非侵襲的運動単位発射様式解析システムが、研究計画3年目においてもいまだ完成しなかったため。
表面筋電気活動記録システムの購入及び資料収集。

URL: 

Published: 2015-05-28  

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