2014 Fiscal Year Annual Research Report
走能力を向上させるための大腰筋収縮様式の検証と走トレーニングプログラムの開発
Project/Area Number |
23500768
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Research Institution | Juntendo University |
Principal Investigator |
山崎 一彦 順天堂大学, スポーツ健康科学部, 准教授 (30369029)
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Project Period (FY) |
2011-04-28 – 2015-03-31
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Keywords | 大腰筋横断面積 / 最大疾走速度 / 陸上競技男女短距離競技者 / 大腰筋の働き / 縦断的トレーニング / 脊柱起立筋 / 疾走動作 |
Outline of Annual Research Achievements |
陸上競技短距離走の記録の良い競技者ほど、大腰筋横断面積が大きいことは多くのエビデンスで明らかになっている。これを受けて 近年、多くのスポーツ現場において大腰筋の強化や横断面積肥大を目的としたトレーニングが実施されている。しかしながら、これら の目的を達成させるための科学的根拠や方法論は乏しい。更に陸上競技短距離走においても記録向上のためのトレーニング方法は確立 されていない。そこで最大疾走能力向上を生み出す要素とされる大腰筋活動様式や発達のメカニズムを明確にし、トレーニング方法を 確立させることが目的である。 平成23年度から日頃よりよく鍛錬されている男女大学生陸上競技短距離、ハードル種目を専門とする競技者を対象とし、大腰筋横断面積、脊柱起立筋および大腿部周囲筋横 断面積を測定するため、磁気共鳴装置(MRI)を用い、経年的に試合期終了時および鍛錬期終了時に画像撮影を行った。また、走動作 を撮影しバイオメカニクス的分析を行った。更には、経年的なトレーニング要素を分析しトレーニング方法について種目間、男女間の 相違を分析した。 先行研究で明らかになっている短距離 走記録の良い競技者ほど大腰筋横断面積が大きいとされる結果に至らず、個人差は大きい結果となった。女子は特に走能力との関係は低かった。しかしながら、脊柱起立筋などの総体的な筋肉量と走能力との関係が高く、特に女子は顕著であった。大腰筋横断面積と走動作との関係はスイング脚の引き付け角速度、支持脚のTake on-off間における股関節および膝関節最大伸展角速度において負の相関が認められた。
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Research Products
(1 results)