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2012 Fiscal Year Research-status Report

メラミン樹脂製食器の保温冷中におけるホルムアルデヒドの食品への溶出および吸着量

Research Project

Project/Area Number 23500933
Research InstitutionChiba Prefectural University of Health Sciences

Principal Investigator

山田 正子  千葉県立保健医療大学, 健康科学部, 准教授 (10259103)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 細山田 康恵  千葉県立保健医療大学, 健康科学部, 准教授 (70196608)
山内 好江  千葉県立保健医療大学, 健康科学部, 助手 (40461777)
瀬戸 美江  共立女子大学, 家政学部, 教授 (10226673)
澤田 崇子  関西福祉科学大学, 公私立大学の部局等, 准教授 (50249421)
藤本 健四郎  郡山女子大学, 家政学部, 教授 (00005620)
Keywordsメラミン樹脂製食器 / ホルムアルデヒド
Research Abstract

メラミン樹脂は,メラミンとホルムアルデヒドを重合して作られた合成樹脂であり,給食施設でもメラミン樹脂製食器として利用されている。病院等では,適時適温給食を提供するために,料理を盛り付けた食器に蓋をし,保温冷配膳車で各階に運ぶ。この時,メラミン樹脂製食器からホルムアルデヒドが食品中に溶出,および放散したホルムアルデヒドが食品に吸着していれば,喫食者の健康被害が危惧される。しかし,溶出または吸着していても,その量が少なければ,メラミン樹脂製食器の更なる安全性を示すことができる。そこで本研究は,メラミン樹脂製食器の保温冷中におけるホルムアルデヒドの食品への溶出および吸着量を調べることを目的としている。
24年度は,23年度に行った給食施設における食器の使用状況調査をまとめ,第59回栄養改善学会学術総会(名古屋)で発表をした。また,現在,給食経営管理学会にその内容を投稿中である。
研究としては,この調査結果をもとに,メラミン樹脂製食器を65℃に加温した時の内部の温湿度測定および食器の表面積測定を行った。設定温度(65℃)は,23年度に行った調査で保温冷配膳車の設定温度が病院および特別養護老人ホーム(特養)で65℃が最も多かったという結果から用いたものである。また,食器洗浄25,50,100,200,300,400,500回毎に,65℃で加温した時のメラミン樹脂製食器からのホルムアルデヒド放散量も測定し,洗浄回数が増えるにしたがい、ホルムアルデヒド放散量も減少するという結果を得ている。25年度に行う予定の,ホルムアルデヒド溶出試験の予備試験も行った。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

23年度は当初の計画よりやや遅れていたが、24年度はその遅れも取り戻し、24年度の行う予定の研究も予定通りに進めることができた。

Strategy for Future Research Activity

25年度は、メラミン樹脂製食器からのホルムアルデヒド溶出および吸着量の測定を行う予定である。実験としては2種類行う。1つ目はメラミン樹脂製食器からのホルムアルデヒド溶出量の測定、2つ目はメラミン樹脂製食器から放散したホルムアルデヒドの食品(水)への吸着量を測定する。24年度にこれら研究の測定条件を決めるための予備試験を行ったが、測定条件の決定までに及ばなかったため、引き続き測定条件を決めるための予備試験を行う。
予備試験は、メラミン樹脂製食器からの水へのホルムアルデヒドの溶出量を求めるための測定条件を決めるために行った。すなわち、食器に水等を入れ、時計皿で蓋をし、65℃で30分間保持した後の溶出液をアセチルアセトン法で測定した。しかし、アセチルアセトン法では、標準物質の測定誤差が大きかったため、現在他の方法を検討中である。
いずれの実験も、食器の洗浄および乾燥が1、25、50、75、100、200、300、400、500回目の時に行う。

Expenditure Plans for the Next FY Research Funding

24年度の予算が全て使用できなかったのは、学会参加する予定の者が都合により行くことができなくなったため、その分の予算が残ったと考えられる。24年度の残った予算は、24年度から行っている予備試験や、25年度から行う本試験で無駄にしないように使用していく。
25年度は、実験に必要な試薬および器具類の購入が主となる。また、調査研究のための学会参加の旅費(調理科学会:奈良、栄養改善学会:神戸 等)にも使用する。本研究の成果は、今年度学会発表(給食経営管理学会)を行う予定であるが、25年度は本学で行うため、そのための旅費はかからない。

  • Research Products

    (1 results)

All 2012

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] 給食施設における食器使用状況の実態調査2012

    • Author(s)
      山田正子、細山田康恵、布施望、 瀬戸美江、澤田崇子、 石井國男、 藤本健四郎、
    • Organizer
      第8回日本給食経営管理学会学術総会
    • Place of Presentation
      名古屋女子大学
    • Year and Date
      20121124-20121125

URL: 

Published: 2014-07-24  

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