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2013 Fiscal Year Annual Research Report

ムクナ種子の抗パーキンソン病および抗酸化性に関する機能評価

Research Project

Project/Area Number 23500992
Research Institution東京農業大学短期大学部

Principal Investigator

古庄 律  東京農業大学短期大学部, その他部局等, 教授 (50238680)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 石田 裕  東京農業大学短期大学部, その他部局等, 教授 (60248937)
谷岡 由梨  東京農業大学短期大学部, その他部局等, 助教 (30553250)
Keywordsムクナ / L-dopa / パーキンソン病 / 抗酸化性 / αーグルコシダーゼ阻害
Research Abstract

【目的】パーキンソン病はドーパミン合成障害による疾病であり、特に運動機能が大きく低下する。治療はL-ドーパの経口投薬が主であるが、副作用が生じる。しかし、食品から成分の一部としてL-ドーパを摂取すること副作用の軽減や、医療費の節減にもつながると考えられる。そこで、我々はL-ドーパを4.5%含むムクナ豆に着目し、ポリフェノールによる抗酸化性などの生体調節機能評価を行うこと、また6-OHDA投与したパーキンソン病モデルラットを用いたムクナ豆摂取の効果について検討を行った。
【方法】〔1〕ポリフェノール含量はフォーリン・チオカルト法を用いて測定した。α―グルコシダーゼ活性阻害はラット腸管アセトンパウダーを用い、グルコース生成量により測定した。〔2〕SD系雄性ラットを用いて、右脳の線条体へ6‐OHDAを投与してパーキンソン病モデルラットを作成し対照群(PCD)、L‐ドーパを給餌群(PL)、ムクナ豆給餌(PM)とした。6‐OHDA処理5週後から飼料を給餌して、アポモルフィンを腹腔投与して旋回運動試験を行った。
【結果】〔1〕ムクナ豆熱水抽出液中のポリフェノール量は没食子酸相当量で5.0μg/μlで、DPPHラジカル消去率は約190%(トロロックス相当量1.4μmol/100g)であった。α-グルコシダーゼ阻害率は約30%であった。〔2〕6-OHDA処理したパーキンソン病モデルラットを用いて旋回運動を観察した結果、PCD群とPL群は後肢を軸に小さく左に旋回した。PM群は4足を軸に大きく左に旋回した。これらのことから、ムクナ豆は生体内抗酸化機能を有するとともにパーキンソン病の病態を改善する食品であると示唆された。

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Published: 2015-05-28  

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