Research Abstract |
(1)ソフト開発に関しては, 昨年度の成果をもとに,次の作業を行った。a.多角形や角などのクラスの追加, b.これまでのPC(internet explorer, FireFox, Safari, Opera)やiPadの他に, 複数のAndriod(sony tablet, KindleFireHD, Nexus7)で動作するように調整, c. 複数の点の動作に関する改良。また, オンライン保存に関して, サーバ側のソフト開発(php)を進めることによって, 図形データの保存・表示の他に, 単一ファイルとしての保存・表示やサムネイルファイルの自動生成, d. 英語メニューの開発。 (2)一方, これまでの(Wikiを中心とした)コンテンツ開発に対して複数回のハッカー被害が発生するなど, セキュリティ上の問題点が明らかになったので, (Wikiのような)サーバ側のphpでの処理ではなく, クライアント側でのJavaSriptを開発することで, Wikiと同じ程度の生産性でコンテンツ開発が行えるような工夫を行い,コンテンツを集約すべきところとして, GC/RC(Resource Center, http://www.auemath.aichi-edu.ac.jp/teacher/iijima/gc_rc/)を新設した。 (3) 研究授業の実施と協議会による検討を, 次の学校で実施した。愛知教育大学附属名古屋中学校, 愛知教育大学附属岡崎中学校, 神奈川県川崎市立玉川中学校, 佐賀県有田町立有田中学校, 愛知県みよし市立南中学校。これらによって, 既存のGC/Winを用いた授業とほぼ同等の授業が実現できることがわかった他, 4人グループでiPadを使った授業では, 言語活動が豊富な授業が行える見通しを得た。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
まず, GC/WinやGC/Javaとほぼ同じ程度に, ユーザーに使いこなせるようになったことが第一の評価可能な点である。実際,GC/Win等をつかったことがない学校での利用や, (申請者が不在であっても)海外(イタリア,ブラジル)での実践報告を受けることができた。 次に, (Wikiを使わなくても, ほぼ同等の生産性を確保した)コンテンツ開発のための見通しと基本的なシステム開発が行え, コンテンツの試作を行えるようになって点が第二の評価可能な点である。
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