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2014 Fiscal Year Annual Research Report

数字を通して「数学を愛する」ようになる方法の開発

Research Project

Project/Area Number 23501022
Research InstitutionOita University

Principal Investigator

大岩 幸太郎  大分大学, 教育福祉科学部, 非常勤講師 (90223726)

Project Period (FY) 2011-04-28 – 2015-03-31
Keywordsタブレット端末用かけ算ソフト / 算数 / 数字を楽しむ / iCard(Q_Q) / 学習記録 / かけ算 / 九九
Outline of Annual Research Achievements

最終年度では,本研究の目指す「日本人は昔から数字を楽しんで来ている」ことが体験できるタブレット端末で動作するかけ算「九九」ソフト「iCard(Q_Q)」を開発した。この「iCard(Q_Q)」では日本語の九九では「2×9=18」を「にくじゅうはち」と呼ぶことに倣い,乗算「×」と等号「=」の記号は使用しない。例えば,2×9=18の九九を問題として提示するときは,例えば「1928」と並び替えてタブレットに示す。表示される数字は,このソフトのためにデザインした縦長の長方形のカード(以下,iCardと呼ぶ)で表示し,学習者に親近感を与える様にした。
学習者がこの4枚のiCardを並べ替え正しい並びの九九を作るためには,移動したい数字のiCardをタップしながら,別なiCardの間まで運び指を離す。すると,その1枚が割り込んだ状態に応じて,速やかに他の3枚のiCardは自動的にそれぞれ適切に動くアニメーションビューのプログラムを用いることで,iCard操作の快適さの実現を試みた。学習者はこの操作を反復し正しい九九の並びを作るが,実際に試行して貰った小学生や大人からもiCardの移動の滑らかさ・心地よさがあるとの感想を得た。(2枚以上のiCardを一緒に移動することも可能としている。)
こうして,学習者は提示されるiCardを並び替えた解答を確認しながら,九九並びを次々に完成させていくことで,数字を通じた楽しさを味わい得る。モニターからは「はまる」といった感想を得ている。
学習履歴は,出題した九九と並び替えた数字列,解答の正誤,解答までの時間,学習日時等が記録される。これらの学習履歴は別途開発したタブレット端末のソフトやネットを介して繋がっている専用のパソコンに保存される。そのパソコンから履歴の一覧が可能であり,更に九九の学習に付いて分析し学習者毎あるいは全体の学習の支援が可能である。

  • Research Products

    (2 results)

All 2015 Other

All Presentation (1 results) Remarks (1 results)

  • [Presentation] タブレット端末向け(用)学習ソフト「iCard(Q_Q)」の開発2015

    • Author(s)
      大岩幸太郎
    • Organizer
      情報処理学会 第77回全国大会
    • Place of Presentation
      京都大学 吉田キャンパス(京都府京都市左京区吉田本町)
    • Year and Date
      2015-03-18 – 2015-03-18
  • [Remarks] 情報処理学会 第77回全国大会講演要旨

    • URL

      http://www.gakkai-web.net/gakkai/ipsj/77program/data/pdf/4H-03.html

URL: 

Published: 2016-06-01  

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