2013 Fiscal Year Annual Research Report
| Project/Area Number |
23501051
|
|---|
| Research Institution | Hokkaido University of Education |
|---|
Principal Investigator |
関口 朋彦 北海道教育大学, 教育学部, 准教授 (40435508)
|
|---|
| Keywords | 天体観測システム構築 |
|---|
| Research Abstract |
本研究ではその第一段階として天体望遠鏡「分光観測システム」の構築が行われた。これは可視光域を観測対象波長とする汎用分光器を制作し、それによる天文教育および観測研究を行うことにあった。この分光器を北海道大学附属ピリカ望遠鏡（名寄市）に搭載し、平成24年度の卒業研究題目「新開発分光器の観測システムの構築とスペクトルカタログの作成」（天文教育課題）、および新開発（北教大）分光器を用いたC/2009 P1 （Garradd）の分光観測」（天体観測研究）にまとめられた。また、研究代表者本人によって学会講演として、日本天文学会2012年度春季年会における口頭およびポスター講演また、日本地球惑星科学連合2012年度連合大会（千葉幕張メッセ）において「北大ピリカ望遠鏡搭載北教大可視光分光器による太陽系天体スペクトルカタログの作成」の研究発表がなされている。
これに続く研究の第二段階として天文の測光観測研究を可能にする「天体観測システム」の構築が行われた。本学屋上の30cm反射望遠鏡に搭載し、本学において自前の天文教育観測研究用の天体観測望遠鏡を設置することが可能となった。平成25年度の卒業研究題目「本学屋上30cm望遠鏡における天体観測システムの構築／限界等級の決定」としてまとめあげられた。これにより同システムに「光学系」の整備が達成されたことになった。
そして本研究の最終年度である今年度では、同屋上30cm反射望遠鏡の「駆動系」の刷新を行った。これによって本観測システム及び望遠鏡による天体導入の位置精度と天体追尾性能が格段に向上した。平成26年度の卒業研究題目「本学屋上30cm望遠鏡における装置駆動系の改装」としてまとめられた。
本システムによって、北海道教育大学旭川校における自前の天文教育施設かつ天体観測研究システムが稼働することとなった。
|
-
[Journal Article] Thermal-Infrared Imaging of C-Class Asteroid 162173(1999JU3) by Hayabusa22014
Author(s)
Okada, T.; Fukuhara, T.; Tanaka, S.; Taguchi, M.; Imamura, T.; Arai, T.; Senshu, H.; Ogawa, Y.; Demura, H.; Kitazato, K.; Nakamura, R.; Sekiguchi, T.; Hasegawa, S.; Matsunaga, T.; Wada, T.; Takita, J.; Sakatani, N.; Horikawa, Y.; Helbert, J.; Mueller, T. G.; Hagermann, A.
-
Journal Title
45th Lunar and Planetary Science Conference Proceedeings
Volume: 1777
Pages: 1201-1201
-
-
[Presentation] 探査候補小惑星の観測2014
Author(s)
関口朋彦, 石黒正晃, 黒田大介, 長谷川直, 花山秀和
Organizer
第6回スペースガード研究会
Place of Presentation
三鷹市 国立天文台
Year and Date
20140314-20140315
-
