2013 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
23501078
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Research Institution | Osaka Ohtani University |
Principal Investigator |
井上 美智子 大阪大谷大学, 教育学部, 教授 (80269919)
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Keywords | 幼児 / 保育 / 環境教育 / 国際研究者交流 / オーストラリア / 国際比較研究 |
Research Abstract |
本年度はオーストラリアと日本の保育現場対象とした質問紙調査についての分析を進めた。調査はオーストラリアにおける調査は2012年12月に終了,日本における調査は2013年3月に終了し,いずれも現在分析継続中である。このうち,オーストラリアの結果については粗分析が終了しており,以下に簡潔に結果を報告する。施設としては園庭があり,花壇や畑もある。子どもは園庭で1時間半程度毎日遊んでおり,植物と関わることも多い。動物飼育は6割程度の園でしか実施されておらず,コンポストや雨水タンクを設置したり,栽培した野菜を調理して食べるとうの体験をすることも少ない。ただし,教師は意図的に自然・自然や資源の保全・環境問題についても,比較的様々な関わりを意図的に取り入れていた。本研究で実施した日本での調査結果分析が進めば改めて比較研究を行う予定である。この比較研究は,元々オーストラリアと日本との比較として企画したものであったが,同一問題での調査をスウェーデンと勧告でも行うことになり,スウェーデンでの調査は既に終了している。2国間だけではなく,別地域に存在する4国間での国際比較研究として広がることになった。 また、上記の国際比較研究の実施研究者に日本の保育現場及び学会等の状況について理解を深めてもらい,国際比較研究成果の質を高めることを目的としてオーストラリアからはQueensland University of TechnologyのJulie Davis 博士,韓国からはKorea National University of TransportationのOkjong Ji博士の2名を招聘し、日本の実践現場や子ども関連学会大会への参加を通して日本の実情への理解を深めてもらった。
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Research Products
(3 results)