2011 Fiscal Year Research-status Report
情報携帯端末を利用した学習教材の開発並びに配信手法の研究
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23501113
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Research Institution | Tamagawa University |
Principal Investigator |
清水 英典 玉川大学, 学術研究所, 准教授 (00365876)
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Project Period (FY) |
2011-04-28 – 2014-03-31
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Keywords | 国際情報交流 |
Research Abstract |
本年度は、国外及び国内における情報携帯端末の教育利用に関する調査を少し行い先進的事例を研究した。現場教員及び教職を目指す学生が短時間で製作できる学習教材コンテンツ作製方法の勉強会を月2回程度の割合で継続的に開催した。現場教員の実践研究を推進する中で、学習教材コンテンツを短時間かつわかりやすい方法で製作し、教材デジタルコンテンツとしてまとめられるようにした。本年度の研究全体を100%とした場合のそれぞれの研究内容のしめる割合は以下になる。・学習教材コンテンツを構築しコンピュータ導入及びシステム整備 50%。・学習教材コンテンツ素材の収集及び学習教材コンテンツ作製方法と効果的な学習利用検討 40%。・児童生徒用学習教材コンテンツ製作と配信 10%。という成果結果であった。基本的なコンテンツ開発の手法を研究し、効果的な学習を行うための学習教材コンテンツの内容検討を進めながら、教材の長さ、圧縮レベル、液晶小画面再生で効果が得られる学習教材コンテンツ製作技術研究を進めている。インターネット上のデジタルコンテンツの配信形態はWebサイト経由によるものが多い。そのため端末としてコンピュータの利用が必須となるが、本年度は、主体的な学習や研究を促進するため、手軽な情報携帯端末を用いた配信研究を行うために、情報携帯端末、ポケットコンピュータや携帯電話などへの応用の可能性を探った。学習教材コンテンツ製作に当たって特別なソフトウェアや特別な機器を利用せず、既存の一般的なコンピュータ環境や周辺機器を利用して学習教材コンテンツ製作ができる事に視点を置いた。具体的な学習教材コンテンツの提供方法、運用方法については、次年度の研究に継続する。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
教材配信サーバの動作も安定し、研究協力校との連絡もうまく行っている。この調子で来年度も進めたい。
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Strategy for Future Research Activity |
平成24年度は、既存の学習教材コンテンツ配信サーバの運用を加速させる。そのために、昨年度の研究成果を受け、全体の配信手法を再構成する。内容を充実した学習教材コンテンツ製作方法、コンテンツの内容などをさらに充実させる。また、本年度は国内外での学会等で成果発表を行う。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
国内外での学会等で成果発表を行うため、出張旅費が今年度予算の多くを占めるが、できるだけ工夫をして、新型研究用デバイスの購入などにあてたい。
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