2013 Fiscal Year Annual Research Report
小学校外国語活動担当教員養成のためのポートフォリオ適用モデルの構築
Project/Area Number |
23501130
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Research Institution | Hokkaido University of Education |
Principal Investigator |
松崎 邦守 北海道教育大学, 教育学部, 教授 (90584160)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
北條 礼子 上越教育大学, 学校教育研究科(研究院), 教授 (50199460)
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Keywords | 教育工学 / 教師教育 / 教師ポートフォリオ / 小学校外国語活動 |
Research Abstract |
本研究の目的は、(1)外国語活動担当教員養成のためのポートフォリオ適用モデルの構築、(2)外国語活動の理論と実践の往還・融合の観点から、学生・小学校教諭・大学の指導教員の3者が参加するポートフォリオ・カンファレンスの在り方・実践方法を明らかにすることである。 本年度は、研究計画および前年度までの実施状況を基に、さらに教育大学と地域小学校の連携強化の視点から、本研究モデルの汎用性をさらに高めるための改良を加え、新たな実験校(へき地小規模学校)における実践を行った。その結果、本モデルは、へき地小規模小学校においても適用が可能であることが明らかとなった。具体的には、ゲスト・ティーチャーとして参加した教員志望の学生が、本ポートフォリオを活用し、外国語活動の授業において一人ひとりの児童の特性に着目しながら、自己の授業実践の「事前・事中・事後」に関するモニタリングを繰り返し行うことで、省察的教師としての意識が高まり児童中心の授業実践力に向上が見られたことが示された。特に、本モデルで組み入れた「学生・小学校教諭・大学の指導教員の3者が参加するポートフォリオ・カンファレンス」が上述の効果に関して重要であることが示唆された。なお、研究の成果については、日本教育工学会や日本教育大学協会研究集会などにおいて公表した。また、その一部を論文として公開することができた。 さらに、これまで得られたデータや学会発表などでの第三者評価などを整理・分析し、考察を加え本研究の包括的まとめを行った。
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