2013 Fiscal Year Research-status Report
ICT人材育成向け統合教育ドキュメンテーション基盤の構築
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23501158
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Research Institution | Future University-Hakodate |
Principal Investigator |
大場 みち子 公立はこだて未来大学, システム情報科学部, 教授 (30588223)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
奥野 拓 公立はこだて未来大学, システム情報科学部, 准教授 (30360936)
伊藤 恵 公立はこだて未来大学, システム情報科学部, 准教授 (30303324)
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Keywords | DITA / LOD / 教育コンテンツ / PBL |
Research Abstract |
本研究ではICT教育を高度化,効率化するための教育コンテンツの生成,蓄積,活用を管理するドキュメンテーション方式の開発を目標と している。H25年度はインストラクショナルデザインプロセスの開発、ICTスキルに対する教育ドキュメンテーションの影響評価という研究目標に対して、以下の項目を実施した。 1.これまで検討・開発してきた教育コンテンツを生成、蓄積、活用する統合ドキュメンテーションシステムを効果的に開発、利用、評価できることを目標に、インストラクショナルデザインプロセスを参考に実用システムに向けた開発プロセスを検討した。具体的には、現状分析ニーズ調査、分析を実施し、これまでの実験システムでの課題と教育コンテンツの蓄積系、活用系、生成系それぞれについての改善案を検討を実施した。また、検討した改善案について、順次設計、開発を進めた。 2.ICTスキルに対する教育ドキュメンテーションの影響評価にとして、前年度実施した教育コンテンツの再利用度を高めるトピック粒度の最適化にもとづいて、教育コンテンツをツリー状に表示し利用する実験システムを開発し、ICTスキルに対する影響評価を実施した。具体的にはPBL(Project Based Learning)のチームに適用し、実験システムを使用する/しないにより、WBS作成の変化を観察し有効性を確認した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
研究目的に対して、95%以上の達成度であると考える。 申請における下記の計画項目について,検討および実験により有効性を確認し,その成果を国内学会(10件)で発表した。
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Strategy for Future Research Activity |
これまで開発してきた実験システムを元に、本年度実施したインストラクショナルデザインプロセスを適用し、他大学でも利用可能な統合的な学習管理システムに向けて開発・評価していく。最終的な成果をまとめて学会発表する。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
実験システムの開発が遅れて、十分な評価ができなかったため、H25年度中に予定していた成果の発表(国内学会および国際学会)ができず、使用額に差が生じた。 追加実験と評価、成果のまとめ、国際学会及び国内学会での発表を実施するための経費として未使用額を充填する。
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Research Products
(11 results)