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2011 Fiscal Year Research-status Report

授業における受講生の負担感の客観的な測定についての研究

Research Project

Project/Area Number 23501159
Research InstitutionAomori University of Health and Welfare

Principal Investigator

山田 真司  青森県立保健大学, 健康科学部, 教授 (00200741)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 山田 典子  札幌市立大学, 看護学部, 准教授 (10320863)
Project Period (FY) 2011-04-28 – 2014-03-31
Keywords該当なし
Research Abstract

1年目の研究計画通りデータ収集及び解析を行う事ができた.同一対象者の9週間分の系時的データを取得できたことは貴重な成果だと考えている.1.データ収集状況であるが,対象者は2011年度実施の情報処理演習科目4クラスの1年次生235名から27名の参加者を得た.ただし,男性の応募者が3名と少なかったため解析対象を女性24名に限定した.研究開始前に対象者のベースライン調査を行った.ベースライン調査では,情報処理に関する経験,能力,興味,好き嫌い等を質問票により把握した.また,最終回の授業時にもベースライン調査とほぼ同じ項目の質問紙調査を行っている. 毎授業時の唾液アミラーゼ測定器によるストレス値の測定および質問票による調査は,各クラスの第7回目の授業から開始し,最終の第15回目の授業まで実施し,同一の対象者に対する系時的データを得た.1)毎授業開始前,途中休憩時,授業終了後の3時点において,「その時点における肉体的疲労の度合い」「ストレス感」「昨晩の睡眠状況」等を質問票により調査し,同時に唾液を採集し,唾液アミラーゼ測定器によりストレス値を測定した.2)毎授業時にタイピングのテストを実施し結果を記録する.2.解析結果1)唾液アミラーゼ測定器によるストレス測定値には個人差がかなり大きいことが分かった.高い人はいつも高く,低い人はいつも低いという傾向が見られた.2)測定値の変化の大きさは個人差ではなく環境に依存しているように思われる.3)測定値は午前,午後,夕方と時間帯に依存している.4)ベースラインの調査における回答と毎回のストレス測定値の関連は薄い.5)初年度の測定では統計的に有意となる結果はあまり出なかったが,授業内容に対し面白さを感じた場合と楽しさを感じた場合ではストレス測定値に対する影響が異なる傾向が見られた.

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

初年度の目的はある程度の人数の対象者を集め,系時的にデータを取り,唾液アミラーゼ測定器によるストレス測定値の性質を確かめ,2年目のデータ採収の指針を定めることが目的であった.予定のデータを取得することができたので,おおむね順調に進展していると考えられる.

Strategy for Future Research Activity

・初年度の結果から,時間帯などの影響があるものと思われるため,複数のクラスで少人数の対象者から測定するという方式ではなく,一つのクラスで多くの対象者を測定することが望ましい.そのためには測定器の台数を増やす必要がある.・個人差や環境の影響がかなり大きいことから,同じ対象者による対照実験を行う事が望ましいことが分かった.2年目には同じ対象者に対し対照実験を実施する.

Expenditure Plans for the Next FY Research Funding

一度に多数の測定を短時間で行うために,ニプロ社唾液アミラーゼモニターを5台買い増す.25,000×5=125,000.測定に必要なチップ数は誤測定分を見込んで40袋,800チップとした.ニプロ社唾液アミラーゼモニターチップ20チップ入り40袋 4,000×40=160,000とした.研究協力謝礼は本実験分では1回500円分の図書カードとし,7回分で図書カード3,500円を25人分となる.3,500×25=105,000.対照実験の研究協力謝礼図書カード2,000円とし,10人の参加者を想定した.2,000×10=20,000 そのほか図書を10,000,学会参加旅費を82,000で計上した.

  • Research Products

    (2 results)

All 2012 2011

All Presentation (2 results)

  • [Presentation] 授業の楽しさ,大変さなどの主観的感覚とストレスとの関連について2012

    • Author(s)
      山田真司,山田典子
    • Organizer
      2011年度青森県保健医療福祉研究発表会
    • Place of Presentation
      青森県立保健大学(青森市)
    • Year and Date
      2012年2月18日
  • [Presentation] 情報処理演習系科目における学習者の負担感とモチベーションの関連について2011

    • Author(s)
      山田真司,山田典子
    • Organizer
      大学ICT推進協議会2011年度年次大会
    • Place of Presentation
      福岡国際会議場(福岡市)
    • Year and Date
      2011年12月8日

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Published: 2013-07-10  

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