2012 Fiscal Year Research-status Report
モバイル環境におけるプロジェクト型教育支援システムの構築
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23501179
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Research Institution | Kanazawa Institute of Technology |
Principal Investigator |
山岸 芳夫 金沢工業大学, 情報フロンティア学部, 准教授 (60290087)
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Keywords | プロジェクト型教育 / オープンソース / モバイル環境 / e-Learning / m-Learning / Project-based Learning |
Research Abstract |
本研究ではオープンソースの学習管理システム(LMS)、ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)、グループウェア(GW)を連携させ、モバイル環境に対応したプロジェクト型教育を支援するシステムの構築を目標としているが、平成24年度はシステムの構築を完了した。 LMSであるMoodleは2.xより標準でMyMobileテーマが使用可能になったため、最新の2.4に対応するようにシステムを構築した。 SNSのOpenPNEについてはスマートフォンからのアクセスの重要性、およびセキュリティの向上を鑑み、最新のOpenPNE 3.xを使用することとしたが、従来利用していたOpenPNE 2.xと全く構成が異なっており、CASに対応するためのモジュールを開発するのに時間がかかってしまったが、CAS対応モジュールが完成し動作することが確認できた。 GWのeGroupwareは最新のものについてもCAS対応が問題なく可能であることを確認した。スマートフォンからのアクセスのためのeGroupwareのテーマは前年度に開発したものが最新のものでも利用可能であることを確認した。 また、CASの動作プラットフォームであるtomcatの動作環境となっているJava VMであるが、セキュリティの問題が生じたため、Oracle純正からOpenJDKに移行することを試み、移行後もtomcat並びにCASが問題なく動作することを確認した。 これらの環境は今後我々が行なっている教育プロジェクト活動内で実証実験を行う予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
本来なら実証実験を行なっている段階だが、セキュリティ上の問題が生じた上に、システムの開発に手間取り現状ではようやく開発が完了した状況であるため。
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Strategy for Future Research Activity |
夏ごろを目処に一つのプロジェクト活動について運用試験を開始する予定である。また、これによって得られたデータを分析し、学会等で発表することを考えている。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
平成24年度も環境の構築が大半だったため、謝金の使用や国内、国外での成果発表等をあまり行っておらず、繰越金467千円が発生した。平成25年度では消耗品や運用試験に伴う謝礼や人件費、及び学会、国際会議等で研究成果を発表するための旅費として、繰越金を含めた合計1,370千円の研究費を使用する予定である。
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Research Products
(2 results)