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2011 Fiscal Year Research-status Report

肝細胞癌悪性度バイオマーカー候補E-FABPの発現、機能解析

Research Project

Project/Area Number 23501293
Research InstitutionHokkaido University

Principal Investigator

横尾 英樹  北海道大学, 大学病院, 助教 (70399947)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 神山 俊哉  北海道大学, 医学(系)研究科(研究院), 准教授 (80322816)
中西 一彰  北海道大学, 医学(系)研究科(研究院), 特任助教 (80374338)
柿坂 達彦  北海道大学, 大学病院, 医員 (40583092)
Project Period (FY) 2011-04-28 – 2014-03-31
KeywordsE-FABP / 発現解析
Research Abstract

組織バンクに登録されている組織検体、血清の2002年4月から2009年3月までの肝細胞癌初回肝切除例308例について臨床病理学的因子、再発時期、再発形式、予後の整理を行った。年齢の中央値は63歳で、男女比は約5:1でした。HBV陽性であった患者の割合は98名で40.3%、HCV陽性であった患者の割合は100名で41.2%であった。全生存は1年生存率94.6%、3年で82.5%、5年で70.5%で無病生存率は1年で72.5%、3年で41.6%、5年で34.6%であった。全生存における背景因子を検討したところ、単変量解析ではAFP, AFP L3分画, PIVKA-II,腫瘍径、門脈浸潤の有無、肝内転移の有無、背景肝、腫瘍個数などが有意差を認めた。さらにそれらの因子を多変量解析したところ、AFP, AFP L3分画、腫瘍径、門脈浸潤の有無、肝内転移の有無、背景肝に有意差を認めた。一方で、無病生存にかかわる因子としては、単変量解析ではAFP, PIVKA-II, 門脈浸潤の有無、肝内転移の有無、腫瘍個数に有意差を認めた。さらに多変量解析で検討したところ、門脈浸潤の有無と腫瘍個数に有意差を認めた。これらの情報とリンクさせ本シリーズの未染のプレパラートおよび凍結検体を用い、抗E-FABP抗体を用いた免疫組織化学染色、western blotを行い組織での発現を観察し、臨床病理学的因子との関連性を検討する予定である。免疫組織化学染色ではABC法を用い、脱パラフィン後、0.3%過酸化水素水で内因性ペルオキシダーゼの活性を阻止し、洗浄一次抗体反応、洗浄ビオチン化二次抗体反応を行う計画である。ポジティブコントロールとして膵癌組織で細胞に染まる報告があるため常に膵癌組織検体を同時に染めることとした。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

本年度はE-FABPのウェスタンブロットまで終了している予定であったが、臨床も平行して行っていたことから遅れている。

Strategy for Future Research Activity

大学院生が専属で本研究に関わるようになったことから、時間の制約がなくなり研究が進むと思われる。凍結標本などの有無も確認済みなので問題ない

Expenditure Plans for the Next FY Research Funding

免疫組織科学染色やwestern blotiingの実施が計画より遅れているため未使用額が生じている。平成24年度において予定通り、数種類の抗E-FABP抗体を購入予定である。組織の免疫組織化学染色を外注でなく自前の実験室で施行可能なように設備投資にも研究費を充てる予定である。

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Published: 2013-07-10  

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