2011 Fiscal Year Research-status Report
尿路上皮癌患者尿中に存在するマイクロRNAを基点とした新規診断法の開発研究
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23501298
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Research Institution | Kagoshima University |
Principal Investigator |
榎田 英樹 鹿児島大学, 医歯(薬)学総合研究科, 講師 (80347103)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
川上 一盛 鹿児島大学, 医学部・歯学部附属病院, 助教 (00404517)
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Project Period (FY) |
2011-04-28 – 2014-03-31
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Keywords | microRNA / 膀胱癌 / 診断マーカー |
Research Abstract |
【目的】microRNA(miRNA)の発現解析による膀胱癌の進展に関与している遺伝子を同定し、さらに新たな膀胱癌の診断マーカーの開発を行う。【対象と方法】まず膀胱癌の進展に関与する遺伝子を同定するため膀胱癌で有意に発現変動しているmiRNAのプロファイルを構築した。次に膀胱癌患者(n=100)、健常者 (n=49)および尿路感染患者(n=25)の尿でstem-loop PCR法にて膀胱癌で有意に上昇しているmiR-96およびmiR-183の定量を行った。【結果】膀胱癌患者の尿においてmiR-96、miR-183の発現は健常者や尿路感染患者に比べて有意に高く(p
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
尿路上皮癌のmicroRNA発現プロファイルに基づく、miR-96とmiR-183による尿路上皮癌検出のスタディをほぼ終了している。両者が癌の診断のみならず、ステージやグレードと相関しているというクリニカルデータに基づいた成果を出している。また予後との関連を示唆できるデータもあり、将来の実用化に向けて有望であると思われる。
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Strategy for Future Research Activity |
現在、次世代シークエンサーによるmicroRNAプロファイルを解析中であり、新たな尿路上皮癌の腫瘍マーカーとなるmicroRNAの解析を予定している。まず、有望な5つのmicroRNAを選択し組織や尿におけるPCRを行い有望なものをさらに選択して、臨床パラメータとの相関があるかどうかを検索する。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
主にPCRプライマー・プローベやPCR消耗品費である。研究計画の変更はない。
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