2014 Fiscal Year Annual Research Report
超多孔質磁性クライオゲルを用いた地下水砒素汚染への応用
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23510100
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Research Institution | University of Miyazaki |
Principal Investigator |
大榮 薫 宮崎大学, 工学部, 助教 (00315350)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
馬場 由成 宮崎大学, 工学部, 特任教授 (20039291)
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Project Period (FY) |
2011-04-28 – 2015-03-31
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Keywords | 砒素除去 / クライオゲル / ナノ粒子 / マグネタイト / フェライト / 砒酸イオン / 亜砒酸イオン / 凍結乾燥 |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度は、主に本研究で調製した磁性クライオゲルを用いて砒素汚染水を用いた吸着特性を評価した。 1.モノリス型磁性ポリアクリルアミドクライオゲルを用いた汚染水からの砒素吸着 バングラデシュの地下水の化学成分を分析し、調製したモデル汚染水を用いて、マグネタイトナノ粒子を分散させたモノリス型ポリアクリルアミドクライオゲルによる砒素の吸着特性を評価した。環境基準値を下回る砒素濃度の処理水を得ることができた。 2.コバルトフェライトおよびマンガンフェライトによる砒素除去特性の解明 バングラデシュの地下水pHは7~8であるため、等電位点がこのpH領域以上であることが望ましい。そこで、マグネタイトよりも等電位点が高い磁性体のコバルトフェライトおよびマンガンフェライトを調製し、砒素の吸着挙動を調べた。As(III)の吸着はマグネタイトと同等であることが明らかとなった。弱酸性領域でフェライトからコバルトイオンあるいはマンガンイオンの溶出が確認されたが、中性より高いpH領域では溶出しなかったことから、マグネタイト同様に利用可能であることが示された。
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Research Products
(4 results)