2011 Fiscal Year Research-status Report
リスク・マネジメントに対応したサプライ・チェイン最適化モデルの構築
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23510162
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Research Institution | Tokyo University of Marine Science and Technology |
Principal Investigator |
久保 幹雄 東京海洋大学, 海洋工学部, 教授 (60225191)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小林 和博 独立行政法人海上技術安全研究所, 物流研究センター, 研究員 (00450677)
渡部 大輔 東京海洋大学, 海洋工学部, 准教授 (30435771)
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Project Period (FY) |
2011-04-28 – 2014-03-31
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Keywords | サプライ・チェイン / リスク管理 / 最適化 / 人道支援ロジスティクス / 災害対策 / 減災 |
Research Abstract |
サプライ・チェインにおけるリスク管理に関する章を含んだ本を出版し,さらに国際会議などで成果を発表している.また,基本的な人道支援ロジスティクスに対する最適化モデルを構築し,簡易インターフェイスを作成した.1.サプライ・チェインを対象としたリスク・マネジメントの現状調査及びデータ収集ヒアリング調査の実施と被災事例の収集を行った。2.地震災害を想定した定量的なリスク指標を目的関数に考慮した施設配置モデルを構築した.3. 生産過程における部品供給の不確実性を考慮したモデルを構築した.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
サプライ・チェインにおけるリスク管理に関する章を含んだ本を出版し,さらに国際会議などで成果を発表している.また,基本的な人道支援ロジスティクスに対する最適化モデルを構築し,簡易インターフェイスを作成した.
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Strategy for Future Research Activity |
東日本大震災における様々な事例を分析し,次の災害に備えるためのサプライ・チェインならびに人道支援ロジスティクスモデルを構築し,さらには非専門家でも容易に使うことができるインターフェイスを構築する.
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
事例に基づき,サプライ・チェインを対象とした被災シナリオの設定を行い,統一したシナリオを用いて3 つのモデルを実行し,最適施設配置,最適在庫配置,最適船舶スケジュールの解を評価といったシナリオ分析を行う.さらに,国際会議での成果発表を行う.
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