2013 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
23510200
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Research Institution | University of Fukui |
Principal Investigator |
福原 輝幸 福井大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授 (10156804)
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Keywords | 広域路面温度予測 / 熱収支法 / 冬期道路管理 |
Research Abstract |
本研究では,冬期道路管理の最適化支援を行う広域路面雪氷状態予測モデル開発の前段階として,沿道構造物による日射遮蔽,反射,輻射および通過車両による熱的影響を考慮した広域路面温度予測モデル開発を行った. 本研究では,デジタル標高データおよび道路線形データを用いて道路および沿道構造物をコンピュータ上で処理し,太陽方位角および高度と道路および沿道構造物の位置関係から路面に入射する日射量および長波放射量を計算するモデルを構築した. 本研究で開発したモデルによる路面温度誤差の観測期間に亘る空間平均誤差は1.5℃であり,実際の路面温度を精度よく計算することができた.また,日射量および長波放射量の計算値は路線の大部分で実測値と概ね一致し,沿道構造物による影響を正しく計算することができた. また,路面温度予測精度は地形解像度に比例して高くなり,市街地の路面温度予測には解像度10m以上の地形データを用いることが望ましいことが明らかとなった.一方で,平地における地形データ解像度は路面温度予測精度に大きな影響を及ぼさないことが示された. 本研究で開発した山岳面要素数の削減および不可視要素の計算除外法は,計算精度を損ねることなく計算時間を5%未満まで削減できることが示された。
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